雑感2

RTからのエアリプ、直接言いたければ直接言えばいいのでは?ということばかりで、直接は言いたくないが何か言いたいという気持ちの源泉はどこにあるのだろうと常々思っている。

坂本龍一の死ぬまでのドキュメンタリーを見た。言葉が出なかった。リアル過ぎるものは見ているのが少し辛い。あんなになっても何かを作り続けたいという熱意とは裏腹に写真や日記の言葉から着実に衰弱していることが伝わってしまう。高橋幸宏邸への訪問や最後の瞬間の家族の交流などの話は生々しすぎる、見て良いのかわからなかった。

「僕には見える架空の左派」に永遠に石を投げ続ける「賢い」みなさまがたくさんいて頼もしい。彼ら/彼女らが何かをしてくれたかは知らない、インターネットで無料で読めるところに自説を開陳してくれているということか。

共同親権の話が世間を賑わせている。婚姻についてそもそもあまりよろしいと思っていないので関係ないと言えばそれまでだが、かといって現状で婚姻関係にある人やその子供の利益というのも多少は考えた方がいいなとも思う。そうなると、いろいろ聞くとちょっとこれはなあと思い反対している。changeで個別案件に金払うと、運営費も払ってくれと定期的にメールがきてそれはそれでなんだよなあと思っていたりする。

tofubeats新譜情報、かなり嬉しい。聞きたくなったら定期的にサンクラ行ってたので、楽になる。

Spotifyのポリシー変更が物議を醸している。やりたかったこととしては、AI生成の曲で荒稼ぎされることへの対策ということらしい。一方でアンビエントやノイズを音楽として扱っていないのではというのもその通りだと思う。James Blakeのインディー回帰みたいなことも含めて、音楽業界の稼ぎの構図には定期的に疑問が投げかけられている気がする。

個人的には、全部bandcampでもいいよという感じもあるのだが、そうなるとメジャーは全く稼げなくなるだろう。今の時代に音楽を買う人はレアな存在で、そういう音楽好きはおそらくサブスクの顧客のボリュームゾーンではないのだと思う。より多くの人から金を稼ぐ方法としてのサブスクと考えると、そこから見放される人たちのためのbandcampだと勝手に思っている。それは別に負けという意味ではなくて自分たちのコミュニティをそこに作ればいいのではないだろうか。

okadada氏がツイートしていた「サポート」の話、そういう風にDJ側も思っているとすると、あの書き方は誰得なんだろう。作り手か。ああいう風に書かれていると、なんやこいつら金もらったからとか曲もらったからかけてんのかいと思って冷めていた。もしかしたらそういう人もいるのかもしれんけど、好きなDJがそうではなければいい。

wandcampなんかワクワクしてよかった。bandcampも慣れたので結構レーベルとかアーティスト先行になるけど、そういうわけにもいかないので今っぽくなかった。A.G.Cookはいつも何か変なことをしている。

最近ダウ90000のYouTubeをけっこう見た結果、若林、DJ松永、蓮見みたいな流れがあるのかもしれんと思った。コントがどうというのと、個人の感じがどうというのは結構違った。

さっき親戚から「結婚する気がないのか」って電話がかかってきてめっちゃ気分が害された。個人的には、婚姻制度そのものを良しとしていないので常識が異なる星の人が言っていることだと思って別に冷静にいられるものの、同性愛者で同性婚を求める人や、セクシュアリティ的に結婚をしない人などその他もろもろの結婚を望まない人、望んでできない人がこれを喰らうと思うとダルすぎて抹殺したくなる。

なんかダルいことがあったら対応するJin Doggの曲が頭の中で流れるようにしている。

雑感1

ミンヒジンならびにNewJeansを特別視する「オタク」が可視化してから、それに対してマジの人たちからの「舐めんな」という感じがもう半年以上続いている気がする。

 

「作品の中にある「意図/構造/その他大勢」を理解しない大衆のせいで、インスタントなものが流行る」と言うことがどんな意味をもつのか。裏読みできる「頭の良い僕たち」と「バカな君たち」という安易な対立をそこに見出だすバカによって、「頭の良い僕たち」のリーダーとして担がれるのでしょう。

「AのためにBが必要なんだ」というものを突き詰めていくと、「演技の向上のために性行為が必要だ」と「この次のシーンの布石のために暴力が必要」との間の違いはほとんど感じられなくなる。「「暴力」がここまで必要ない、あるいはいらない」と言うと、「「感情」で語るな、次のために必要だ」となる。

「この表現はどうなの」という言葉は「創作者の意図がわからないバカ」の言葉になる。実際には「批評」が何かを決めるゲームマスターはいないので、作品の「意図」を汲み取って批評してもいいし、作品の「表層」をもって批評してもいいはず。そして「意図」と「表層」は括弧付きのものである。

括弧付きの「意図」や「表層」は批評者がそう位置づければそうなるし、実際にどうなのかなんて創作者さえもおそらくはわからないし、わかっていたとしても、意図したものが意図せず読み取られることも当然ある。意図を読み取れる俺すごいのはそうかもしれんが、別にそれはプラスの面だけではない。

藤本タツキの「フツーに聞いてくれ」という作品のことを思い出す。考察厨への「うるせえ」という声ともとれるし、「うるせえ」と言ったところで解釈可能性は無限に開かれているという諦めあるいは事実への向き合い方ともとれる。いずれにしても、どちらかを愚かなものとどうして断罪できるのだろうか。

 

ハイツ友の会の解散をもとに好き勝手言っている人が多い。「ハイツは顔ファンのせいで」の人もいれば、「賞レース至上主義がやばい」とか「顔ファンをバカにしてるやついるけど、男の顔ファンの方がやばすぎる」とか「女芸人を性的に搾取するやつなんやねん」とか、エトセトラ。

前提として本人にしか本当のことはわからない。誰を間違ってるとか正しいとか言ういわれはどこにもないので、別にそれらにあれこれは言うつもりがない。「お笑い」の不寛容さのことを改めて考えた。実際のところ、それは「お笑い」なのか「お笑いへの目線」なのかもはっきりとしない。

「ダウ90000」を「キラキラした大学生あがり」、「ハイツ友の会」を「見た目きれいなのにあっち側に毒舌を吐く女漫才師」、「Aマッソ」を「きれいなのにおもしろを追求しているので下ネタも言える女」、「◯◯◯◯」(好きなものを入れてよい)を「女に媚びないおもろい人」などとすると見やすくなると思っている人が一定数いる。

「ハイツ友の会」の裏側を「読み取って」いろいろ言っていた手合も「ダウ90000」に対して同じことを言えるかというとそんなことはないと思う。「いや、ハイツは他と違っておもしろかったから」とか言い出す人は「おもしろくなかったら見た目などで下駄を履かされたり下に見られたりすることに対して黙っていろ」と言うのだろうか。

そうなると「ハイツはおもんなかったのにごちゃごちゃ言ってる」と言っているどこかにいるかもしれない人には、その言葉が届かないことを意味する。「おもしろいで評価したい/されたい」。お笑い好きは自分がどれだけ「おもしろい」以外で人を評価していることを自覚しているのだろうか。

おそらく大半の人は多かれ少なかれ「おもしろい」以外の「理由」が自分の「好き」には含まれていることに気付く。それをどうすればいいのかというのは答えがないが、その「理由」のもつ加害性について自覚することくらいはできると思う。少なくとも一組の漫才師をやめさせることくらいは簡単なのかもしれない。

 

仕事に対して何のこだわりもプライドもない。でも、上の人が適当にしていたものが問題になってから下にごちゃごちゃ言われるとかは全然納得いかない。何が正しいのかはわからないが、この組織は健全ではないということだけがわかっている気がする。

 

「洗濯回しといて」と言われたことを忘れて風呂に入って出た。この数年、どんどん短期の記憶が抜け落ちている気がする。怖くなった。

 

眠るのが嫌になっている。正確には明日が来ることが嫌になっている。理由はわからないけれど、そういう事になっている。

 

自分の不甲斐なさみたいなものについて今になって気づいているわけではないし自覚はあるが、単純に1人になっているとよくわかってしまう。

 

K君と話した「ダサいってなんやねん」という話が頭の中に残っている。自分の中では「ダサい」は「集団のコードとの距離感」が大きいということなんだろうというのが今のところ考えていること。「ダサい」は対象によって決まるものである一方で、「イケてる」かどうかは自分の中で確立できる。「イケてる」というのは、「コード」の影響を受けない精神性とそれを維持できる自信だと思う。そのものがイケてる/ダサいは究極好みではあるが、それらのうち「ダサい」はなんとなく集団的な合意があるのではないだろうか。逆にイケてるは結構割れる気がする。答えが書いてあるわけではないが本を買ったので読んでみる。

 

相対性理論「テレ東」をめちゃくちゃ久しぶりに聞きたくなって聞いた。いざ聞いてみたら別に何ということもなかった。自分にとってのポップスってこの辺がいつでもちょうどいいなと思う。「アワーミュージック」は泣きたくなる。「正しい相対性理論」はサブスクにはない。大事なものはいつもサブスクにはない。

 

「会話」とか「坊主」とか「Re:Tokyo Memory」とか「存在」とかあんなもんをありがたがってるのは、何も考えてないやつか、考えることを放棄してるやつかだと思っている。が、そもそもそんな事を言ったらTwitterを見ている時点でそうだろと言われたらぐうの音も出ない。だけれどもあんなものは全部ゴミ以下である。

 

「センスがいい」に関する投稿がバズっていて、SNS以降はこういう事言う人が本当に増えたなあと思う。何かが言いたくなる気持ちもわかるけど、下らんなあという気持ちもわかる。いかにメタに立つのかとベタを見せたくない感じというか。

 

なぜbandcampで音楽を買っているのか、今となってはよくわからないが、ただ好きな音楽を聞きたいという気持ちしか多分ないんだと思う。別に買わなくても聞けるものもあるけれども買っている。ファイルとして所持することの意味みたいなものを直視していないのかもしれない。

 

千葉雅也「センスの哲学」を買ってみました。まだ届いていない。届いたら読む。

2023年 音楽のベスト

2023年に聞いていた音楽のベストを曲単位でabc順で並べました。去年のやつは以下。

Spotifyにあるやつだけですが、以下です。
※歌手名 - 曲名 (From 収録タイトル名)で記載。
プレイリストはこちら。

2023 - playlist by ctakuma0829 | Spotify

 

5lack - C.E.O (From【Try&Error】)

→2023年度版「That's Me」と理解。結局歌ってることがいい意味で変わってない。

ano - ちゅ、多様性。 (From 【ちゅ、多様性】)

→真部脩一よ、永遠なり。相対性理論とは真部脩一ということでよろしいですね。そこにイノタク氏も入っているので、逆らえなかった。

Big Animal Theory - Hard Times (From【Haven】)

→今年も変わらずUKG・2Stepの流行は止まらず。その中でも結構渋くていい。

Bonbero, LANA, Watson, MFS - Makuhari (From【Makuhari】)

→新しいラッパーとかよくわからんと思っていたけど、これ聞いてようやくわかったような感じがした。Youtubeで聞けるGOLD DIGGA氏のRemixが最高。

B.T.O.D x 夏沐Melo Moon - 我看你是啤在Young (From【我看你是啤在Young】)

→JerseyClubの謎な世界的流行。台湾編。

Campanella, MFS - I DONT KNOW (From【Mi Yama】)

Campanella, Daichi Yamamoto, ACE COOL (From【Mi Yama】)

→相変わらずかっけー。特に後者のビート、Ramza氏やばすぎないですか。

Taco Hemingway, Young Leosia, Otsochodzi, OKI, Dwa Sławy, Gruby Mielzky,club2020 - Malibu Barbie (From【Malibu Barbie】)

→JerseyClubの謎な世界的流行。ポーランド編。

CreativeDrugStore - Taste Test (From【Wisteria】)

CreativeDrugStore - Go Ahead (From【Wisteria】)

→やっと一枚を出してくれてそれが最高なんで、せっかくなら次もお願いします。

Die, No Ties, Fly - 03 feat.OMSB (From【SEASONS】)

Die, No Ties, Fly - 颱風 (From【SEASONS】)

Die, No Ties, Fly - 貪るように feat. butaji (From【貪るように】)

→年末に出たアルバムが年間ベスト級でした。VOLOJZA氏が僕は大好きです。

DJ Q, tofubeats - 440hz feat. Daichi Yamamoto × koh (From 【A440】)

DJ Q, tofubeats - Sirius feat. DEKISHI (From 【A440】)

→今年のtofubeatsワークスの中ではこれが一番。SiriusはVIPも同じくらい好き。

dodo - thanks (From【thanks】)

Gagle - HIROVA (From【HIROVA】)

HOTCHKISS - XXK : New World (From【6fngrs】)

→ジャングルになるところが好き。

IO - Honto feat.Watson (From【four】)

IO - 左利きのBenz (From【four】)

→KANDYTOWNの解散が今年だったとは。1年にいろんなことがありすぎた。この完成度のソロを出せたら、次のステップということかと納得。

It-Works - rest (From【rest】)

→永遠に聞けるループ。

Jin Dogg - OMG (From【Blood & Bones (BLOOD)】

JJJ - STRAND feat. KEIJU (From【MAKTUB】)

JJJ - TAXI feat. Daichi Yamamoto (From【MAKTUB】)

→ラップのアルバムはいいものばっかりだったけどこれもベスト級。STRANDはなんか泣いちゃう感じがたまにする。

JUBEE & Yohji Igarashi - SWAG feat.森 (From【SWAG】)

→なんか無理やり気分をあげられる、抵抗できない強さがある。

Jung Kook - Seven feat.Latto (Explicit Ver.) (From【Seven】)

BTSジョングクのソロワーク。最高2Step。

Kamui - IMINAI (From【RAFRAGE】)

→ナイスカムバック賞。ビート最高。

KEIJU - Wind Rise (From【Speed Tape】)

KISS OF LIFE - Sugarcoat (NATTY Solo) (From【KISS OF LIFE】)

→最高のR&B過ぎる。NewJeansの新譜以上の破壊力がある。

Kwengface - Freedom - A COLORS SHOW (From【Freedom - A COLORS SHOW】)

Lantern Parade - やさしさでできた秘密結社 (From【やさしさでできた秘密結社】)

Le Makeup - Alice feat. JUMADIBA (From【Odorata】)

→アルバム全体も良かったけど、CE$氏のmixの中で流れたこの曲が忘れられないのでこの曲にしました。

LIL SOFT TENNIS - i have a wing (From【i have a wing】) 

→hyperpopとかってちょっと前にキーワード的に言われてたころから比べると、明確にその時に括られてた人たちが別々の道を見つけていっている感じの一端。

Lil Yatchy - drive ME crazy! ( From【Let's Start Here】)

Lil Yatchy - sAy sOMETHINg ( From【Let's Start Here】)

→Trapに飽きたところにこれをぶち込まれたので、一瞬で持っていかれた。アルバム全体、新しいことをやろうという姿勢が素敵。

Mall Boyz - Do u remember me (From【Mall Tape2】)

→センセーショナルな1stからかなり空いたけど、期待を外さないEP。心地よいGarage。

MISAMO - Do not touch (From【Masterpiece】)

→恥ずかしながら紅白で初めて聞きました。めちゃくちゃかっこよかった。

Miyauchi - Fuck KOHH (From【The Mixtape】)

→突如現れたこの新星がマジでKOHHとなんかやる未来が見たい。KOHHに対する勝手なお気持ちを全部代弁してくれた、最高。

Mom - 涙 - cut back (From【悲しい出来事 -THE OVERKILL-】)

Mom - ラストシーン (From【悲しい出来事 -THE OVERKILL-】)

→今年圧倒的No.1のアルバム。市場にあふれる同じようなSSWとは全く違う次元にいることを証明したと思います。

OMSB - Memento Mori Again (From【喜哀】)

→OMSBの新譜なんて何枚あってもいい。

Padi - LEMON (Feat.SOLE, MINO) (From【LEMON】)

ピーナッツくん - グミ超うめぇ (PAS TASTA Remix) (From【グミ超うめぇ (PAS TASTA Remix)】

→今年のNo.1Remix。あの頃のSoundCloudカルチャーがオーバーグラウンドと謎の融合でこれになるなんて。これだけでPAS TASTAを一生愛せる。

Peterparker69 - Flight to Mumbai (VDIDVS Remix) (From【deadpool 2 (Remixes)】)

→Jersey Clubをビートとして使うのもいいですが、どうせならここまでやってほしい。ブートレグが公式になったというのもいい話。

pH-1 - Metronome feat.KEITA (From【Metronome】)

PinkPantheress - Boy's a liar Pt.2 feat.Ice Spice (From 【Boy's a liar Pt.2】)

poivre, VOLOJZA - HARURANMAN (From【HARURANMAN】)

Shurkn Pap - EVERYDAY (From【EVERYDAY】)

SIRUP - スピード上げて (Prod. Chaki Zulu)

SNJO - Swim (From【care】)

→アルバムの中でも、特にこの曲。ビートはもちろんだけど、「歌声」の感情があるんだかないんだか、聞くときによって感じ方が変わるようなところがめちゃくちゃよかった。

SPARTA - Player feat. KID FRESINO (From【Massive】)

→客演のフレシノかっこよすぎる問題。

valknee - WHITE DOWN JKT (From【WHITE DOWN JKT】)

→ビートはhirihiri氏。低音めちゃくちゃ鳴ってて最高。valknee氏のラップとも勝手に相性がいいと思っている。買えないって言ってるけど「SHEINはFUCK DOWN」なのが素敵ですね。

Watson - RANDO (From【Soul Quake】)

→なんか何回も聞いちゃった曲。ラップうまいってこういうことなんですかね、よくわからんけど心地いい。とにかく大胆なサンプリングも引き続きやってほしい。

WHALEO - YW feat.Bonbero (From【YW】)

→ドリル大流行の中で、印象に残った曲のうちの1つ。

ウ山あまね - Ghostyard (From【Ghostyard】)
→PAS TASTAとしての躍進が目覚ましいですが、ソロワークも引き続きリリースお待ちしています。

リョウコ2000 - View (From【Unknown Things】)

→いつからか華麗にシフトチェンジしたユニットの待望の1stアルバム。まさかこんなに魅力的な四つ打ちが次々生み出されることになるとは。

三浦康嗣 - Sundaynight (From【Sundaynight】)

→夜の散歩のときによく聞いた。こんなにいい曲を書き続けられるなんて。

吉澤嘉代子 - ギャルになりたい (From【若草】)

→編曲とMIXはMomが担当。その感じが曲調によく表れている。歌詞の内容もいいです。

坂本真綾 - ないものねだり (From【記憶の図書館】)

→作曲はceroの荒内佑。美しい曲と美しい声。

柴田聡子 - Synergy (From【Synergy】)

柴田聡子 - どこへも行かないで (From【どこへも行かないで】)

柴田聡子 - 白い椅子 (From【白い椅子】)

→いつか絶対柴田聡子を見に行きたい。圧倒的に心をつかまれる。

 

それ以外のbandcampで買った曲はコレクション参照で。
chibat's collection | Bandcamp
今年は金があまりなかったので、そんなに買ってない。特に印象的なのは、イルリメ - 鴨田潤。最高の新譜でした。

全体的に別にSpotifyでも聞けるけど、bandcampで買ったやつは上記には基本入らない自分ルールです。(一部例外あり)

その他、bo enの新譜、iga、Stupid Kozo氏のEdit集、(((さらうんど)))のEP、TONFAのEP、madmaid氏の新譜、CAROLIECUT氏のEP、Underdog Edits: Volume Fifteen、salute、JPEGMAFIA × Danny Brown、Summer Eyeの大吉、kelelaの新譜、逆襲のサイケアウツなどなど。

旧譜にも今のタイミングでスパンときたやつもありましたが、2023年リリースのものオンリーで、あとceroの『 e o』みたいに1曲って感じでないものは入れていなかったりしています。

1年の3/4くらいは音楽より会話の感じでしたが、最後の1/4でぐっと音楽になった感じでした。2024年もいい音楽がたくさん聴きたい。

2023年12月

12月早々に会食。会食の機会なんてここ数年なかなかなかったし、会食なんてそもそも憂鬱なわけだが、それに加えて上司宅のタワーマンションのパーティールームとなるともう訳が分からなかった。タワーマンションに初めて足を踏み入れたが、外から眺めたり、話題の中に存在する場所であり、住む場所ではない気がした。しかし、残飯の処理などをこの年になって、金をもらっているわけでもないのにすることになるとは。

もう一つ。手土産は必ず分けて食べられるものにしなければいけないことを痛感した。少なくとも、誰がどう分けるか事前に決めてもいないし、簡単には分けられないものを買っていくべきではない。食品の手土産は見るものではなく食べるもの。いくら見た目が良くても、分けられないものは最後に下っ端が処理させられることをちゃんと考えてほしい。

 

朝からイヴ・サンローラン展へ。朝なら空いているかと思いきや、普通に並んでいた。のちに別の人から聞くと、外まで並んでいなかった時点で空いていた方だったらしい。展示は全体的にサンローランの発明というか、新しく作ったものというのを年代ごとにしっかり見せるようなスタイルになっていて、後半部分の美術の要素を取り入れたものの展示は美術館だからこその強みもあった。ディオール展と比べると、空間にやはり制限というか、特徴が東京都現代美術館の方があるので、その点のダイナミックさというか、壮観さみたいなものはなかったが、それでも何をやった人なのか、今の服飾への影響は十分に感じ取れる内容だった。自分で作ったスケッチを起点にディオールにつながっていくという驚異的な登場は、自身の行動力と言えばそれまでだが、完全なフックアップであり、そういう点は今もこの業界にあるのか、その頃でも特異なことだったのかは少し考えてしまった。やりようによっては、やりがい搾取にもできたところが、そうならずにこういったかたちで花開いた例よりも遥かに多くの搾取に疲れ果てた人も生まれていたのだろうと思ってならない。

来年から始める予定の企画についてYSD氏に相談。良く知っている人と話していると、芯を喰った内容にすぐに移行できるので、このあたりはその利点だなと思いつつ、あんまり甘えないようにしようとなんとなく気を引き締める。内容やフォーマットなどは雰囲気的に固まりつつ、あとはやってみてかなという印象。自分としては周りを信頼しているので特に心配はしていないが、言われた方が引いてしまうというのもわからなくはない。打ち合わせ後、モロッコ料理のレストランへ。西荻窪過ぎる。こういう体験ももうそんなにできなくなるので貴重。料理はどれもめちゃくちゃおいしかった。

 

歯医者へ。引っ越すんですよと話すと、まあそんなことはなんべんも経験してきているんだろうなと思いつつ、形だけでも残念そうな声を出す先生に信頼感が出る。特に歯が強い方ではないので定期検診は続けることとのお達しあり。

ずいぶん会っていなかったTNM氏とランチ。近況の交換などをしつつ、東京から離れる旨を簡単に説明。最近の調子というか考えていることなどを普通に話して聞いていると、時が動いているのか止まっているのかわからんなあと思う。大学生の時のような気もすれば、中身は完全に30を過ぎた我々を取り巻くあれこれであり、脳がバグる。また会うような気もすれば、もう二度と会わない気もして、なんか悲しい気がしてくる。

帰り途中、「人生とはなにか」的なことを聞くのを忘れたと言われて、完全に文章で答えるべき質問ではなくて笑ってしまった。真摯に答えたつもりだが、彼女が求めていた内容とはおそらく違うだろうなと思う。ただ、自分のこういう時の考え方はどうやっても曲げられるものではなく、むしろ、彼女のような上昇志向を持った人たちがこういうことを少しでも考えてくれていたらもう少しなにか変わるのではと、勝手なことを思う自分がいる。

ロスアプソンに初めて行く。通販はよく利用していたが、実店舗に行くのは初めて。BGMからいきなり早回しのサイケのようなものが流れていて最高にアガった。こういう場所があり続けるということの尊さを感じつつ、CDを2枚ほど購入。

 

荷物の整理の進まなさと仕事の忙しさと来年以降の取り扱いがふわっとしたままになっていて、ストレスが高いまま平日を過ごす。自分起因のものは、どこかのタイミングでエイヤでどうにでもなると思っているが、それ以外の要因となると、ただ待つしかなく、こればかりは仕方ないのだが、こちらから動いて情勢が良くなるものでもなくムズい。

 

所沢古本市へ。雑誌がフィーチャーされているということだったが、雑誌は特にめぼしいものがなかった。古いremixをいくつか購入。それ以外はいくつか良さそうなものがあり、なんやかんやで結構な点数になったので実家に送る。

TN氏とYSD氏と大森でコーヒー。相棒のロケ地らしい。その回をいまいち覚えていなかった。コーヒーも食事も非常においしくて、こういう店に来ることもなくなることをしみじみと感じつつ、誘ってくれる人たちに無性に感謝したくなる時間。TN氏が結婚するということで、めでたい。婚姻制度はクソ過ぎると思っているが、友人が結婚することはそんなこととは全く関係なくひたすらにめでたい。結婚しなさそうな人が結婚するというのはなかなかに驚きがあるが、そこまでの決意になる相手と出会えたということなのだと考えると尊い

大学時代の友人諸氏と忘年会的な何か。そもそもが東京から消え去るのでと勝手に言い出したやつが自分で企画する飲み会ってイタすぎると思いつつ、この歳にもなると来てもらえるだけでありがたい。自分がこれからどうするつもりなのかなど話しつつ、周りの近況なども伺うと完全に年相応の悩みや考えなどがつきまとっており、それらに比べるとなんと自分の幼稚なことよと思う気持ちと、まあそこまでもし行ったらこれだけ先生がいるのだから大丈夫やなという変な安心感を覚える。久しぶりにお笑いの話などもできてかなり楽しかった。中国に駐在している人とも電話で会話できて元気そうで嬉しかった。昔を思い出してエモいみたいなことからはそろそろ卒業したいが、たまにこういうことがあるとまだそういう感情になることを思い知る。

ここでも、男性側のセルフケア的な問題を少し感じる場面あり。子供がいればある程度は軽減される問題と、それだけではどうにもならない実情がやはりあるようで、どうすればいいのだろうと少し考えたり考えなかったり。

 

会社のオンライン忘年会。楽しくなさすぎる。せっかく楽しかった先週末の気持ちが消えかけた。この気持ちを維持しないと生きていけないのに。相変わらず荷物整理進まず。週も終わりに差し掛かるところで、社長面談の話あり。とりあえずは来年から東京離れるで問題なさそう。一安心ともう一息がないまぜ。荷物を少しだけ勢いをつけて片付けた。

 

自分の計画について、今年の振り返りと来年の方針について関係者集まってもらいMTG。年の瀬の忙しいタイミングで申し訳なさあり。なんとなく理解はしてもらったのかと思いつつ、みんなからすれば、まずは君が本当に金をためて売上を出せるかお手並み拝見という感じかなとも思った。もし自分がそっちの立場なら絶対そうなので。いくつかアイデアをいただき、真剣に検討しなければと思うなど。今後も協力してくれるという言葉をありがたく、心強く感じる。この人たちを離さないようにやらなければならない。自分の計画の甘さでしくじることがあっても、どうリカバリできるかということと、何かを依頼するときはなるべくやりやすい環境にしていく。とにかく忘れないように自分に言い聞かせる。

 

代々木のATELIERに予約して向かう。買いたい本は結構あったが財布との相談で上手いこといかず、無理のない範囲で購入。これくらいの広さでも十分店としては良さそうだなという気持ちと、ここに初心者が入るのはハードル高いなと思う。東京だからできることだ。自分は現にめちゃくちゃ迷ってたどり着いた。店内ではその道の専門家的な人と店員さんで話が盛り上がっており、会計のチャンスを逃し続ける。こういうのはこの規模の店の良さであり、一方で疎外感も生む可能性があって難しい。

 

東京都現代美術館で「豊嶋康子 発生法—天地左右の裏表」を見る。おもしろすぎる。こんな人がいたのをまだ知らなかった自分を恥じる。結果的にラディカルに見えることをしているように思えるが、知らないことをやってみる、社会と個人の間を埋めたり測ったりしている発露が作品なんだと思うと、いきなり突拍子もないことをやっているだけでは決してないことがわかる。現代の当たり前になっている規範への疑問というものは自分の何かを刺激するところがあり、本当にどこを見ても楽しいというか思わずぼーっと見てしまうものばかりだった。

MOTアニュアル2023 シナジー、創造と生成のあいだ」も見た。こちらもおもしろかったのだが、前者の衝撃を引きずっていた可能性あり。

 

社長と面談。何の話がしたいのだろうこの人は、おそらく人の話をしっかり聞く気はないんだな、といつも思っているが、やはりそんな感じだったので聞き手に回る。自分の主張も方針も変わらないので、それをただ伝えた。9.5割相手が話していた。

面談後、上司から改めて意思確認。社長は何か曲解をしていたらしい。まあそりゃこっちの話を聞いていなかったら無理もないかと思いつつ、改めて説明。特に相違点もなく、とりあえずまとまる。

 

来年から昇格する先輩と焼き肉へ。めちゃくちゃ楽しかった。仕事の話はもちろん、色んな話ができて嬉しかった。こうやって人間として好きになる人ができるタイミングで自分が辞めたり相手が辞めたりすることが多く、タイミングの悪い人生だなと思っているが、今回もまた止むを得ない。幸いにも今回は辞めるわけではないので、この関係を大事にしたい。甘いもの食べたいと言われてから当てもなくさまよい、結局見つからず解散したのとか、僕は結構楽しかった。

 

2023年にいろいろと個人的なプロジェクトに関わっていただいた、2024年にも関わってもらう予定の皆さまを集めて忘年会的な交流会。良く知らん人同士をうまく回す能力がなく、反省。どうしても自分の知ってる領域、クラブカルチャーや音楽などに引き付けすぎだなあというのと、そこから上手いこと別領域に話をスライドさせたり、雰囲気をドライブさせるきっかけみたいなものをもう少し作れたのではなど。良くわからん世界のことをそれぞれ知ってなんかおもしろいと思ってくれていればせめてもの救い。めちゃくちゃお酒を飲んだけれど、本当に楽しかった。参加してくれている人たちの中で結婚する予定があるというようなことも聞いて、また嬉しくなった。知り合いが幸せになることは素晴らしいことだ。

 

そのままMaltineのイベントへ。久しぶりのCIRCUSは当然昔と変わってなかったけど、自身の体力だけが低下していることがはっきりしていた。hirihiri氏のパフォーマンスが最高でした。死にかけで帰宅。

 

なんとか起きて美容室へ。一応ここに来るのも最後になる。あれこれ話しつつ、最後になって担当の方がジュビロサポだと知る。自分がサッカーにそれなりに詳しかったことに驚いていた。ジュビロサポも去年はなかなか苦しかったこともあり、今年も不安ということで、某ガンバサポからの不安も思い出しつつ、まあまあみたいなことを言いながら後にする。なんやかんや遠かった割にはここ数年ずっと通っているので、かなり愛着はあった。また機会があれば髪を切ってほしいし、自分のことが少し前進したら伝えたい気がした。

 

バスで世田谷美術館に行き、「倉俣史朗のデザイン—記憶のなかの小宇宙」を見る。作っているものの美しさは当然のように見ればわかるし、当時はもちろん、今でもかなり変わったことをやっているが、その背景というか、結局のところ何をしたくてこうなったのかみたいなものが明示されていて信頼できるなあと思った。創作物がなぜそうなったのかということに対して、「閃き」と言われれば、こちらはぐうの音も出ないのだが、その閃きの源は何なのか、何がしたくてこうなったのかが少しでもわかると、一気に「天才」から「人間」になる気が最近ようやくしてきた。「人間」が作ったものを見るほうが僕は楽しい。「天才」が作ったものでもいいけど、それは少し怖くなるけど、それが見えなくてもいいものもあるのがややこしい。エンタメに関してはあんまり見えてほしくない気持ちもある。と後からM-1を見て気付いた。お笑いが唯一それかもしれない。

 

M-1グランプリ、例年なら敗者復活戦からかじりつくが、今年はなんかそんな気にもならず決勝だけ見た。令和ロマンも好きなのでおめでたい。どんどん自分たち世代の人たちが活躍して欲しい。自分にとっては、真空が1番おもしろいことを毎年確認する大会になりつつある。まだ1番おもしろかったので、来年もせっかくならテレビで見たい。

「お笑い」の批評は本当にウケが悪いが、令和ロマンの分析などを聞くと、霜降りもそうだが、M-1に関しては勝利の方程式がある程度明確になってきているように思われる。それを知りながら、どう対応するかを競っている競技化がいよいよマジになっていて、そういうものを見たいわけでもないなあと思いつつ、M-1を作った紳助は漫才の研究をしていたわけで、そういう意味ではそもそもが研究でどうにでもなるやろということなんだと自分の中では一周した。個人的には、そういうのは見えないところでやってほしいというのと、とはいえ普段はそんなことを考えないでお笑いをやっているライブが大半ということも分かっているので、どちらかが良い/悪いとかではないとも思う。プレイヤーは売れるためには必要な場面で必要な対応をしているだけなんだし。

 

松本人志の性加害報道が出る。少し前にはSKY-HIのパワハラ報道もあった。そういうものはどれも等しく追求していく、つまびらかにしていくことを被害者が望んでいるのであればするべきである。(望まぬ追求による二次加害は避けなければならない)例えそれが自分の好きな人でも嫌いな人でも等しく行われることを願う。そういう問題はもう好きとか嫌いとかの次元ではないと思う。

 

自分のつてで入社してもらった、今となっては部下に当たるT氏から、入社時に言われていた、前職での共通の先輩であるF氏との飲み会をやってくれという要望を実現していなかったのが心残りだったので思い切ってF氏に電話する。自分も多少は責任があって仕事を辞めるはめになった人にどの面を下げて連絡してるんだという話は百も承知だが、先輩は快く飲み会の誘いを受けてくれた。飲み会当日、人生的には先輩である2人が楽しそうに話している姿を久しぶりに見て嬉しかった。久しぶりに先輩から近況を聞けて嬉しかったし、当たり前のように君のせいではないと言ってくれたけれど、それでもやはり何か自分の中には残るものがあり、結局自分はそれを忘れないようにすることしかできないなあと思う。F氏もそういう思いの人がいるという話をしていて、やはり短くてもこの人の下で働けて良かったし、あのときもっと支えれば良かったなあと当時の若く弱かった自分を恨んだ。

2人からは、今後の計画について、いろいろ聞かれて話したけど、この話って普通の人にはどれくらい理解されるものなのだろうとふと思う。マダミスの中古を取り扱えばいいのではと言われるなど。良くわからん領域なので調べる必要あり。

 

ヤマトの人を苛つかせながらなんとか荷物を送り終えたのが最終日前日。それでも入りきらないものをどうにかして、残りは退居立ち会いで持ち帰ることに割り切って帰省の新幹線へ。

 

こうやって東京生活が12月で一旦終わった。なんやかんや15年近く東京にいた。対ありでした。

 

実家で家族でボクシングを見たり、紅白を見たりして大晦日を過ごす。弟はまた少し髪型が変わっていた。

 

この日記は1/6に書いているので、その後地震が起きて、航空機の衝突事故が起きて、などなどいろんなことが起きたことを知っているが、それはまた来月の日記に書く。

 

2011年の地震のときに東京にいたことを時々未だに負い目に感じることがある。あのとき居たからどうということは決してないが、自分だけが安全なところにいた感じというか、あなたはいなかったもんねと誰かに言われる気がしてしまう。でも、いなかったものは仕方ない。いなかったという事実をもとにどうするか、ということでしか結局のところ次には進めない。それは恩返しをしなければとか、早く現地で手伝いをしなければということかもしれないし、あるいは自分の人生をできる限りしっかり生きる、楽しむことや悲しむことも含めて、ということでもいいと思う。いろんなやり方があっていいし、迷惑にならない限りにおいて、それを当事者以外の誰かが好き勝手言える権利はない。

2023年11月

仕事を早めに切り上げて、KT氏と飲みに。久しぶりに会って、融資の顛末と今後の展望などの相談。信頼できるので何を話しても基本的には問題なく、知らんことも教えてくれるし素直なリアクションもありがたい。個人的には、自分のやりたいことがまだ人にうまく説明できるレベルまで落とし込めていないことが気になる。

 

またしても仕事を早めに切り上げてKSMN氏主催の「都市浮遊」へ。そこそこの入りかなと思っていたら、あれよあれよでどんどん人が増えて盛り上がりもすごいことに。久しぶりに彼のDJが見れて良かった。△KTR氏のDJのうまさすごい。客にも演者にも文脈を分かりやすく高いクオリティで見せて、みんなにここでしかない価値を提供することができていて、すごいなあと思う。思い返すと、POOLとかALPSとか、あの頃のパーティーもそんな感じだった気がする。

反面、自分がやろうとしていることはいつも分かりづらくて、そのくせ説明もなくて、それを良いと思っているわけでもなくて、うまく表せないものがここで生まれるから見てというような傲慢さに溢れていて、それってただ気取った感じだったのかと嫌だなあと本当に反省する。

気付けば最後の主催は3年も前で、またなんかやりたい気持ちと、もうやりたいものもないなという気持ちが両方ともあることに気付く。でも多分今のモードでやるなら、あの時タイミング的にできなかったから北海道の人とやりたいくらいだけど、全てが変わってしまった今、それは多分実現しない。あとはなんか、年1回とか半年に1回とか定期でできる人をもうちょっと作っとけば良かったなあという後悔がある。今みんなは何聞いてて何聞いてないのかなとたまに思ったりする。

 

東京都写真美術館で「風景論以後」「見る前に跳べ」「ホンマタカシ 即興」を見る。風景論以後はなかなかおもしろかった。90年代生まれの自分には、郊外がモールによって均一化したみたいなのは最近のことのように思っていたが、70年代から風景の均一化は言われていたことをよく理解していなかった。60年代後半から70年代前半までの写真や映像芸術における風景に関する論考なんかを読んでみたくなった。2000年以降のパートで見た笹岡啓子「PARK CITY」はすごかった。あれは広島だが、東日本大震災を経た東北をああいった形で作品にしているものもあるのだろうか。以前MOTで見た、志賀理江子「さばかれえぬ私へ」を思い出した。

POST-FAKE projectsで布施琳太郎+八木幣二郎「砂の本」を見る。めちゃくちゃすごい。発想がわけわからん。作品紹介のパンフがめちゃくちゃオシャレでそれだけで来た意味があった。受付の女の人の古着のSTUSSYがかっこよすぎて思わず「かっこいいっすね」と言ってしまう。

中山信一「FLOAT」を見る。作品も音楽も空間自体が良かった。ゆったり流れる時間の中で、教え子なのかなんなのかの子たちが楽しそうで良かった。小耳に挟んだ情報から、その人たちがZINEを出していると知り、買うことを決める。

 

前日知った人たちは「BOX」というプロジェクトをやっていて、そのZINEを買うために吉祥寺のパルコ屋上へ。色んな人がいろんな物を売っていたが時間の関係で目当てのZINEとたまたま通りかかったコラージュアーティストのkerocchi氏のZINEを購入。

 

HIHATT8周年イベントに行くのに、ネットで拾った10年前のロスディケ音源を聞きながら向かう。この回はトーフ氏が自分の曲でしかやっていなかった回ということで、これから聞くセットがここからどう変わったのかを楽しみになる。曲数が明らかに増えて、おそらくブートはもう聞けないだろうなと、氏のブートに衝撃を受けてきた身からすると一抹の悲しさと、めちゃくちゃデカくなったからこそできることを見に行くんやなという楽しみが混ぜこぜになる。結果としては、ブート的なものも多少ありつつ、それなりにいろんな手札を見せてくれるトーフ氏のサービス精神に古参オタクとしては感謝。サンプリングエディット講座から始まり、愛ブルームのリミックス、プチャヘンザ、Did it Again、MUD-EBISのリミックス、どれも聞けてよかったし、絶対流しちゃダメなやつも聞かせてくれたり、ほんと最高でしたわ。クラブっていいなとまた思いました。デカい音で低音聞いたらぶち上がる。

パソコン西山氏の単騎初めて聞いたけど、柴田氏の単騎との違いに驚く。陰と陽と言ったら簡単すぎるが、パソコンのどこをどちらが担っているのか良く伝わってくるのと、それらを混ぜ込んでいる両者のすごさに驚く。

CE$氏のmixうますぎる。いくつか曲名気になるも、電波死んでいてwifiもないため、shazamできず。歌詞で検索してあとからいくつか拾った。Le Makeup「Alice」がとても良かった。C.O.S.A.「1AM  in Asahikawa」も。

箱がなんかUNIT感あって程よいサイズで良かった。

uku kasai氏のliveとmixになるんだと思うが、あのスタイルめっちゃいい。もっとたくさん聞きたい。

 

仕事終わり際に面談の時間。いろいろ話した結果、なんか提案してくれるらしいのでとりあえずそれを待つ。選ぶかどうかはこちらの自由で、出てきたカードから良さそうなものを選んで決める権利が自分にはある。それ自体は幸運だと思う。ただ、相手が自分のことをわかってくれているかどうかなんてことを考えるような純粋さや素直さはもはやなく、そんなことは当然あり得ないともわかっている中で、幾多の選択肢の中の1つとして互いにとって得があるかどうか、ただそれだけなので、気長に条件を待ちつつ、別の頭で他のパターンのための書類を揃える。引き留められることの多い人生は恵まれているのか、貧乏くじなのか。

 

気温の変化のせいなのか、体調優れず。特に実のあることをやる気にもならず、wikiを書くことで時間が過ぎる。スケジュールと要件の間の調整うまく行かずに、どこまで押し切るべきなのか迷う。

家に帰ってきたらそれだけで眠い。fl21のstem作成機能に驚きながら見せることのないmashupを作るなど。とりあえず聞いたことのあるものとか、自分でなんとなく考えていたものから作る。今まで使っていた何よりもきれいに抜けてびっくりする。2mixをズタズタにするのもおもしろいけど、これはこれでおもしろい。

 

ふと昼に見た朝ドラで、草彅剛ってすごくない?って思ってしまった。めちゃくちゃスターでめちゃくちゃ演技がすごい。演技とかよくわからんけど、なんかすごい。

末次由紀「Ma・Ma・Match」やばすぎ。おもしろいとかそういう次元を超えている。現実とファンタジーの間のような、ありそうでなさそうでギリギリありそうな話の大筋と、ディテールのめちゃくちゃありそう、というか現実に存在する絶望的とも言えるが、受け入れるしかないものたち。その中で何かをやろうとする人と、何かをやめるということをやる人の話。とりあえず全員読め。とか言いたくなる。大白小蟹氏の新連載もそうだけど、こういうのが普通に読めるって贅沢過ぎる。

 

人のツイートを見て考える。ヘテロセクシャルのシス男性として見えているのものに対する無意識さにまた1つ気付く。だからといって、今までの何かを変えることはできない。せめて、これから何かを作ったり見るときにそのことに自覚的でありたいとは思っていて、何かをするときのグループ作りみたいなものに対しては慎重になってしまう。昔、pcmusicが女性ボーカルを使うことに対する記事を読んだことを思い出す。今はsophieは亡くなり、時代がまた少し変わった。何が変わって何が変わってないのかをちゃんと考えて判別しなくてはならない。

 

1月からフルリモートで特に何も変わらず進めるという案が提示された。そういうことではないのではないかなと個人的には思うが、勝手を言って辞めるとまでいった人間に出された提案としてはこれ以上はおそらくないのだろうとも思う。無理にでも辞める方向をとるほどの悪い話ではないあたりが絶妙だなと思ってしまう。

とりあえず仕事はもうそれでいいとして、実績をどう作るか。考えれば考えるほど手持ちの駒が少ないのと、どうやったら手を伸ばしてもらえるようになるのかがわからない。不意にYouTubeのホームに表示された動画をクリックすると、Local Distanceを歌うdancinthruthenightsが映る。自分の言い訳が虚しく感じた。やりたくないこととやりたいことを仕分けて、かつ冷静な分析ができる気持ちにまだなっていない。文フリ終わりで新刊への想いは1度断ち切ろうと思うなど。

 

謝罪や経緯報告のメールなどばかりを書いていると何か本当に気分というのは落ち込んでいくもので、そんなことをしていては終わりやと思い、みっともないとは分かりつつ、大学時代の友人各位に東京から消えるから飲みに行こうと連絡を入れる。空けてくれるのかどうかはわからんし、そもそもお前と会いたくないという人はいいけど、会いたいと言ってくれる人には簡単に会えるうちに会っておきたい。てか、これってオレが自分でするもんなん?めちゃくちゃ恥ずかしいやつやんとは後から思った。

 

休みにしては早く起きて東京文フリへ。参加者、出展者ともに開催するごとに記録を更新しているというのは知っているが、開場30分前に流通センターに着いた時点で大行列。こんなことになってきてしまったのか、という気持ちと、とはいえここ3回くらいしか来ていない自分でさえそう思うのだから、黎明期からの人にとっては何かが変わってしまった感もなくはないだろうと思う。次回からは入場料も有料になり、そのあとはビックサイトでの開催。これで今の勢いが失われていくのか、あるいはさらなる拡大になるのか、地方版がもう少し拡大するのかなど、市場の変わり目のような感じも素人ながら感じるところは大きい。ブームも少しずつ変化しているが、やはり規模の大きさは影響が大きく、自分含めておそらく多くの人が目当てのブースを目指してそれを確保してから他を疲れない程度に見る感じになっており、なんか変なものを当日発見するおもろさみたいなものは少し遠のいた感じはある。しかし、ここにこそ持ってきたいという高い志ととともにほとんど商業誌のようなものを出展している人もいるわけで、そのあたりの熱量は今後も維持されるのではないだろうか。自分がここ半年考えてきたことが、今後も維持されるか、潮目が変わるかは正直次回の蓋を開けてみないとわからんなあと思いつつ、自分でもなんか出してみたいなあなんていろいろなブースを回ると思ってしまったりもする。あとは、ここでおもしろいとされていた人が商業誌デビューするケースも増えていて、そういう人は世代交代していくのか、文フリでは違うものを出していくのか、委託ではなく自分の店をみんな通販でも持つようになるのかなども気になった。

買ったものは信じられないくらい多いので以下列挙。死ぬほど金を使いました。死んでいます。

・コミュニカシオン 特集:都市

・VACANCES 3 おばけ・リミックス

・私のLife Vol.1

・Caraway Vol.1

・西瓜 第10号

・断熱線 第三号

・USO Vol.5

・HAMBURG RESTAURANT

・破滅派 Vol.20

・あたらよ 創刊号

・SLOW WAVES Vol.2

・山本ぽてと「踊れないガール」

・ファン・モガ「生まれつきの時間」

小山田浩子「かえるはかえる」

・ジョージ「無職が聞く、日本最強の(元)自宅警備員による「TSUTAYA時代の映画語り」」

・Fanatique Zine ※これが一番衝撃的でした、しかも無料。

・HUMARIZINE No.04 TRUE

・亜亜工業「そして詩は生成する」

・恥とピュアネス

・dee's Magazine 別冊

・南端「OOPARTS」

・川名潤「出版とデザインの26時」、「出版とデザインの27時」

・上坂あゆ美と中村雪生「人生談話室」

・超個人的時間旅行

・BEACON VOL.3

・北尾修一「調子悪くて当たり前日記」

・瀬戸夏子「i」

・ferne ZWEI

・Tokyo Scope 2023 [ニューノーマル]を見つめなおす

アラザル 15

・maps45

佐々木敦佐々木敦による保坂和志(仮)」

・LOCUST Vol.06

・LOCUST「継続のためのトレイントーク(共喰い的制作考)

・白旗 創刊号

・白旗 第2号

・SOMEOFTHEM OF ZINE Vol.4

・faber! No.1.5

・矢野利裕「矢野利裕のLOST TAPES」

・ぬかるみ派 Vol.3

・Marginalia vol.1

藤谷治「新刊小説の滅亡」

仲俣暁生「その後の仁義なき失われた「文学」を求めて 二〇二〇 - 二〇二三」

・あらまし「それからはここから」

・胎動短歌 collective4

・小沼理「みんなもっと日記を書いて売ったらいいのに」、「間違っていない世界のために」

・世田谷ピンポンズ「本を贖う」

・ポエトリー左右社 vol.1

・かいわい vol.5

どれも早く読みたくてしゃあない。

 

そのあとで一度帰宅し、高円寺のUptown Recordsへ。zineを作ってる人への支援にもなるパーティーということで、そもそもそういう空間に行ったことがなかったので、短い時間だったけど楽しかった。DJはロックのようなものを多くかけていて、なんかイメージとちょっと違ったのも良かった。「NEON BOOK CLUB Zine N.1」を購入。

隙間時間でブックファースト新宿店に久しぶりに行ったらもうなんかソファとかあって違う店みたいだった。木澤佐登志「闇の精神史」を購入し、特典を手に入れた。

 

朝から髪を切りに行く。融資に失敗した話をここでもすることに。とはいえ云々など話しつつ、なんかやっぱり自分がやりたいことの芯がみえない。

光岡幸一「魂心の一撃」を見る。おもしろかった。テープで文字書いてるだけなんだけど、撤収する感じもちゃんと映ってるのがいいなあと思う。第二会場のビルはテープだらけですごいことになってた。作品を買いたいアーティストってこういう人だ。

渋谷PARCOMARC JACOBSでジュリアン・クリンスウィックスの展示を見る。新作の作品集の内容をもとにしたもの。とても時代感にあっていたし、こういうところでなんとなくやっててほしい感じがあった。作品集「Solo Tumult」を購入。

TAV GALLERYで遠藤麻衣「屋上のアクチュアル」を見る。今の自分のレベルでは、なんかすげーで終わりそう。めっちゃ良かった。足と足を紐で繋ぐ作品とドビュッシーの鼻歌に合わせて手が踊る作品に釘付けになってしまった。遠藤麻衣氏の出した裁判記録のような本も通販で購入。

 

ハライチ岩井氏の奥森皐月氏との結婚報道。年齢差で「キモイ」とか「グルーミングや」とかいろんな意見が飛び交う。前者の感情は正直分かるのでさておき(別に言おうとは思わんけど)、後者は何の根拠もないのによく言えるなと思う。法律的には何の問題もない事にたいして、当事者以外がどこまで何を言えるのだろうと思う。

個人的な感情としては、SMAPのセロリよろしく(山崎まさよしも歌っているのだろうか、山崎まさよしはこの曲を気に入っているのだろうかとふと思う)、育ってきた環境が違いますので何ともですが、個人的には妹がいるので年下にはそういう感情がもてなかった。一方で妹は自分よりも遥かに年上の人と結婚しており、何がどう転ぶか、あるいは、全く関係ないのかはマジで個人による。年齢差の問題をあれこれ言えるほど全員にお金があるわけでもないため、お金を考えるとある程度の年齢差が生じる状況になっているので、そういう判断が増えるのは不思議ではない。

奥森皐月氏に関して言えば、いわゆる「痛ファン」の頂点に立ったという意味では、痛ファンもバカに出来ないというか、普段バカにされがちな「女の痛ファン」を「良くわかってる」とか言って評価してた格好になったわけだけど、そういうことに対してお笑いファンはあんまり顧みる傾向にないこともまた気持ち悪いなあと個人的には思う。(今回の件はさすがにここまで直接的な言い方ではないにしろ、その点を指摘している人もいた。)いわゆる「女の痛ファン」とか「ワーキャー」みたいなもんは何も見ていないで繋がりだけを求めているとも言えなくなったのではと思うので、その点を踏まえた笑いみたいなものは地下では一瞬発生しそうな予感がする。

個人的には、年齢差のある結婚の構造的な問題については議論があっても良いとは思うが、もしも自分がそうなったときに、好きになってしまったことを非難されてもなあとも思うので、難しい問題だと思う。何より別に法律違反ではないので、外野がとやかく当人に言うことではない。という前提はあるが、この件に関して言えば、別に奥森皐月氏がお笑いの現場や記事で良くわかったことを言っていたとしても、年齢差のある結婚の構造的な問題に対してもきちんと考えているかどうかはまた別問題であり、「あの子はわかってるから」的なことを無根拠に言うのもまた良くわからんなあと思う。これは奥森氏に限らず若い女性と年齢差のある男性(逆もまた然りだとは思うが)の結婚の際に常に思うことではあって、特定の分野で物事を理解して表現できることが何にでも当てはまるわけではないということがあまりに理解されていない気がしている。かといって、奥森氏を始めとするそういった人たちがこの手の問題に対して何も考えていないと決めつけるのもまたよくわからない。批判をする人は往々にして対象をめちゃくちゃ下に設定するかめちゃくちゃ上に設定するかしてしまいがちなのがSNSだなと思うなど。もちろん奥森氏側だけでなく、これは岩井氏側にも言えることであり、彼もまた「良くわかっている人」として扱われているわけだが、何を良くわかっている人なのかはお笑いの人に関しては特に良くわからないのに説得力が出てしまうことがあるのが怖いなあと時折思う。僕がオードリー若林やバカリズムへの世間の過剰な信頼に感じている不気味さはそういうところにあると思っている。

SNLでのティモシー・シャラメイスラエル問題を扱ったコントを見かける。あまりに軽率であり、批判されるべきだろう。どう考えたらいいのかわからないのは、こういう題材のコントが良かれ悪しかれ一切日本では出てこないのは、危うさに対する防衛本能からなのか、そもそも取り扱える人がいないからなのかはわからない。

 

なんかあんまりやる気が出ない日だった。適当にやってるっぽい感じで過ごす。ヤフオクでいくつか入札したりしてみるなど。

トラックメイカー間の色恋に関するあれこれがSNSに流れてきて、もうええってそんなんという気持ちと、こういうのがでてきちゃうとダサく聞こえるよなあなどと思うなど。実際のところはどういうことなのか外野は知る由もないが、気分のいいものではない。そう言えば何年か前もそういうのあったなあと思い出しては、そういう人らって見なくなったことに気付く。

よくわからないけれどこれを機にハライチ及び岩井氏や奥森氏へのおもんない、気に入らんかった的なことを言うのは、ちょっとダサいので、それは前から言っておけば良かったのにと思った。僕は両方ともどこかのタイミングから別に好きではなかったです。

寒すぎるので会社の先輩とおでんに行くことに。予約をしたが、おでん屋というものは大人数であったり早めの時間であったり、意外と予約に厳しいことを知る。

 

ヤフオクとメルカリをいろいろ見ながら、なんか昔にもこんなものがあったとか、今のあれって昔こうだったとか、今見たら新鮮だとか、アーカイブ化されてたのかとか、アレの元がこれだとか、そういうことにしか結局興味が湧かないなあと気付く。また言葉でまとめにくいニュアンスのものを求めている気がしている。

トラブル対応をしているときの心は無に近い方が良い。電話で謝ると人は意外と怒らない。とりあえず謝って細かく報告するくらいしかできないときというのはあって、今はその時だと思いつつも、何やねんそれという怒りもまたどこかにある。仕事のこと。

粗品のロケのワラスポ回がおもしろかった。ニューヨークの30分トークシンクロニシティ回も良かった。

何になるつもりなのか、どう身をふるつもりなのか、まだわからずにこれを書いてはわからないなあと改めて思う。東京にいるうちにとりあえず会っておいたほうが良い人はあと何人いたか。わからないけどあと営業日も今年は30日を切っているとかいないとかで、時間だけが過ぎる。

職場のビルのエレベーターでジメサギパーカーを着て颯爽と歩く女性を見てかっこいいと思った。

3回戦動画、例年よりは熱気も落ち着いてたまに見ている。ぱーてぃーちゃんがおもろすぎた。トンツカタンが3回戦でギリ受かるくらいの感じで良かった。真空もなかなか固有名詞入れていたが、3回戦は全体的にちょっと変なネタやってるチキンレース感があって良い。Aマッソが落ちてるのも、そのギリを攻めまくっている1つなのかもしれん。

 

仕事。営業ではないので商談に同席みたいなのが1番困る。得意ではないことをやってマイナスな評価や印象を持たれるくらいならそのボールはいらないと思っているが、サラリーマンゆえ逃れることもできずに苦手意識だけが強くなる。

前日のしまおアワー、電話を繋いだリスナーとスタジオの会話のちょっとした合ってなさがおもしろかった。

代表戦見れず。弟から実況のようなチャットが来ては動画を検索して見るという良くわからない時間の使い方をしていた。

今年終盤の展覧会予定を見て年内に行ききれない気がすごいした。気になるものは厳選しつつ、もうどうせなら、今週末は考えるだけの時間にしてもいいかなあと思うなど。寒くて外にも出たくない。

 

仕事を適当にやろうという日に限ってなんやかんやとっ散らかったものが現れて火消しをして終わる。今週は上司が体調不良でほとんど稼働がなかったので、余計に疲れた気がした。

メルカリで落としたものを忘れていたら受取連絡が遅くなり評価を下げられた。申し訳なかったなあと思いつつ、せどりに怒られてもなあという気もしてモヤるが、自分が悪いのは間違いないので反省。ヤフオクも同時に連絡が複数走っているので気をつける。

エバートンから勝ち点10とるならシティとチェルシーはどうなんねんという全員が思っていることが起きて、適当FFPやめろという気持ちに。プレミアリーグは本当に面白いが、FFPやPGMOLなどのせいで冷めるときがあり、選手が可哀想。

羽生結弦の結婚相手を探ろうとしていた人たちはこういうときにどう思っているのだろうと、羽生結弦の離婚を知って思う。やはり人間にはその人にできる仕事とできない仕事があるようだ。

 

朝起きてどうするか考えていたが、起きたのがもうけっこうな時間になっていたのでU-22のアルゼンチン戦を見ることにする。佐藤と半田のうまさが光っていた。鈴木はポジショニングと決定力。藤田は回収力とそれぞれ良さが見えたが、良くわからなかった選手もいて、結果とは違うところもいろいろ見えた。福田はさすがに違いを見せた。アルゼンチンの方は予選通過すればエンソもガルナチョもいるし、オーバーエイジは豪華メンバーも呼べそうだが、それが厳しいのではと思わされる感じだった。

 

西荻窪のFALLに初めて行く。洒落た食器や小物も良かったが、目当ての「なnD vol.10」以外にも、「nu2」「nu3」「LUCKY STRIKE 01」Asa Hiramatsu「Things Once Mine」を購入。もう少しゆっくり見たかった。

久しぶりに武蔵境の上島珈琲店へ。なぜかあそこはいろいろはかどる。セカンドパートナーの話を人に聞こえる音量でしないでくれ。

来年向けの計画書を少しずつ具体化していく。手持ちの少なさがやはり気になる。来年以降に本格的に仕入れるとはいえ、もう少しこのジャンルでいきたいなら手持ちが必要。

「べひろし」を配信で見た。ゆったり大喜利ライブが一番いい、今の時期は。

イチローの発言を元に言いたいことを言っている記事に危うく納得するところだった。疲れていたか眠かったか。めちゃくちゃ極めてやりたいやつは勝手にやってくれ、めちゃくちゃやりたくないやつは適当にしてていいようにしてくれ、その代わりやりたいことを程々にやりたいからそれでも生きられるようにしてってたったそれだけのことなのに、後者は独力で生きて行けなくなって、おまけに背中を強く押す人がいなくなって大変みたいなことを言っていて、心底何もわかっていないなって思った。頼むから静かにしていてください。

Twitterで見るてーく氏の絵が欲しい。というか、多分欲しい人ってけっこう居そうって勝手に思ってしまうけど、そんなことないんだろうか。すべてが上手くいっていたら個展とかお願いできたのかなあなどとぼんやり思うなど。

藤井洋平「Extasy」、Andre 3000「New Blue Sun」、Trippie Redd「Saint Michael」を聞く。どれもとても良かった。Andre 3000はまさか過ぎるアンビエントで違うもの聞いてるのかと確認してしまった。Trippie Reddのガッツリアニメサンプリングの感じ、久しぶりで良かった。藤井洋平は唯一無二になので、もっとたくさんリリースしてください。

 

俺はCYKが好きだし尊敬しているけれど、何をどう解釈したら小袋成彬なんかと一緒に何かをできるのか論理的に説明して欲しい。それとも友達なら関係ないんか、だとしたらクソだせえよ。別にCYKだけじゃないけど。

しかし、あんなツイートしたと思ったら黙って消してそんで終わりかい。Workのクソ浅リリックは残ってるけど。まあ、あんなもんは所詮都会っ子の小金持ちフェイク野郎やろ。というのが僕の小袋成彬観です。フジロックでもなんかゴチャゴチャ言ってたな、そういえば。全部要らんこと思い出した。

 

アーティゾン美術館で「ジャム・セッション 石橋財団コレクション×山口晃 ここへきて やむに止まれぬ サンサシオン」を見た。山口晃すごすぎる。こんなに自分がやっていることとか考えていることをはっきり説明しながら作品を見せられる人ってあんまりいない。少なくともこの規模では。こういうのって語れば野暮になるというような暗黙のルール的なものも感じるが、それを漫画でやることで中和している。この人の本めちゃくちゃ読みたいとなったし、日本における近代絵画の移り変わりとはどういうことなのかという話がかなりおもしろかった。

東京パラリンピックのポスターに関する諸々の顛末というのもなかなか貴重な話。そしていろいろ差し置いて単純にあの作品の美しさ。めちゃくちゃ良いもの見た。

パルコミュージアムで「「パルコを広告する」 1969 - 2023 PARCO広告展」を見た。全てのインタビュー映像を聞いているほど滞在するのは難しかったが、人選がなかなか興味深い。こう並ぶとなんとなく変遷はわかるのだが、70年代から90年代までの漂白感が異質な気がするけど、それこそがパルコ的、西武的、糸井重里的なものになっていて不思議だなと思う。70年代のものが1番かっこよかったと思う。図録的なものを買ったので後で見る。

Mom「悲しい出来事 -THE OVERKILL-」を聞く。今年の年間ベストではないか。どれも素晴らしい。

 

反町と松嶋菜々子の共演を見て、ドーベルマンも入れてほしかったなあと思ってるの俺だけじゃないと思うけど、たぶんそいつらみんなあんまおもんない気がする。あのドーベルマンの被害に遭ったのが佐藤可士和の奥さんだというの後で知ってかなり驚いた記憶がある。

 

「あともう一回だけ」ってパーティーやりたい。今年はもう予定がないけど、あともう一回だけやりたいDJだけ集めて。あともう一回だけってなったら何かけるんだろってのが知りたくなっただけ。そういう大喜利的な要素と、ミラクルの起きる確率みたいなことをパーティーに求めているところがある。

 

1日中頭が痛かった。昔はそんなことなかったと思うが、気付いたときから頭痛がずっとあって、ここ数年eveは本当に欠かせないものになっている。今日も空箱を畳んでアマゾンで注文した。

本当は知らない誰かが殺してくれたら実はみんな喜ぶんじゃないかとたまに思う。起きてみないとわからないし、起きたら結果は知れないので本当にわからないけど。

 

プロジェクト用のスケジュールを試しに引いた。なんかもう何人か自分が必要な感じになっていて笑っちゃった。少しずつやるしかない。そろそろお声がけして来年頭からは本格的に動けるようにしなければ。

 

bo en「pale machine」リリース10周年パーティー、行きたかった。pale machine2は後で聞く。自分がマルチネを聞き始めたころに出たような気がしている。「my time」が最後に流れるパーティーをこれまで何回経験して楽しく帰っただろうか。そういう作品を作れる人ってすごいなあと改めて思う。

ロストバゲージの一報あり。とにかく荷物が無事に手元に戻ることを願う。自分のものがどうとかはどうでもいいから、とにかくそれだけを祈りたい。せっかく来たのに悲しい気持ちで過ごすのはかわいそうだ。

おでん屋って本当に予約がしづらい。そしてどんどん良さそうなところが埋まっていく。早く予約しなければ。

 

仕事。風邪気味の人がとにかく多い。自分は特になんということもない、せいぜい頭が痛いくらいで大騒ぎする程にはとても思えない。でも騒いでもいいのかな、たまにはと思ったり。

 

ロストバゲージが見つかったと聞いて安心。本当に良かった。快適に過ごして欲しい。それだけ。

 

仕事終わりで先輩とサシでおでん屋へ。先輩が好きなちくわぶがなかったのは事前のリサーチ不足で反省。仕事の愚痴やら日頃の話やらいろいろ話してリラックスできた。自分は楽しかったが、年長者にとってはどうだったのだろうかと一人になった電車の中で思う。席にあった紙ナプキンを使って先輩が途中で折った鶴といちごを持って帰ってきてしまい、なんかキモい感じになって反省。あれは置いてくるべきだった。

なんとなく自分の周りのみんなが日々なんかちょっと考えてるけど誰に言うって感じでもないことってのがやっぱりあって、それを話したり共有することになる、お互いに知り合うというのはおもしろいのではとまだ思っているが、どうなんだろうか。

 

ものを本気で作っている人にはその人なりの美学や考えや葛藤や苦しみや悲しみがあって、いろんな理由でやめたりやめなかったりしているように見える。少なくともこの10年くらいは特にDTMをやっている人たちをリスナーとして見てきてそれはわかっているつもりで、最近だと何かを書いたり作ったりしている人全般に言えることだと実感としてわかってきた。受け取り側からできることはなくて、せいぜいは楽しみにしてます、楽しみましたと伝えること、お金を払うこと、ライクをつけることなどに限られている。そしてそれがなにかになっているかは実際のところ全くわからない。でも、好きな人が何かをやめると言ったとき、それを尊重しないといけないと思う自分と、そんなこと言わないで、言ってもいいからやりたくなったらいつか静かに戻ってきてくれよという気持ちがごちゃまぜになる。今日は初谷むい氏のツイートを見てそれを思った。そんなことをいろんな人に日々思っている。

 

起きてなんとか元気だったのでTABFへ。文学フリマってめちゃくちゃ見やすく運営されているなあというのが第一印象。あれじゃあどこに何があるのか把握するのが難しい。ただ、お目当てを探しておいて向かうにならないようにしているのかなと思うと、これはこれでありなのかもしれないとも感じる。もうちょっといろいろ買おうかと思っていたが、思ったより手が伸びず。streetの別冊マルジェラ特集、高田怜央氏、遠藤祐輔氏による「KYOTO REMAINS」、「How to Book in Japan」、松尾修「写真の中の君は何を見ている」、トヤマタクロウ「mitsume China TOUR from August 30th to September 4th, 2023.」を購入。

 

外に出て携帯を見るとM-1の結果が出ていた。順当そうかなとかそういうのはもう思わないようにしているので、真空とママタルトが通っていてなにより。しかし、ダブルヒガシはいつもあんなに評判がいいのにどういうことなのか。キュウが落ちていて驚いた。

 

初めてBSEに行く。広々していて、ゆったりとした時間が流れている感じ。居心地が良かった。「平野甲賀装丁術 好きな本のかたち」、「エレガンス中毒」、植草甚一「退屈の利用法」、イ・ジョンチョル「カデギ」を購入。

 

帰宅して計画書を直したりしながらこんなことをしていても仕方ないと思い、関係者に連絡。12月ということで、なかなか揃っての打ち合わせが難しそうな予感あり。別々でやるか、どこかで合わせるかは調整難航の気配。

自分で企画した飲み会の店をエイヤで予約。果たしてどうなることやら。ついでに、他の個別の食事もいくつか店の候補を送る。しかし、こんな時間に連絡してくるなよと思われるかなとかそういうことはすっかり気にしなくなっていて、危険な感じもなくはない。自重できるところでは自重したいところ。

 

仕事。来週からの不穏さを感じさせる何かを纏っていた。

ヤフオクで競っていて最後にこれだけ入札としたら落札できた。今は練習期間と思いつつ、結構金を使っていて、良くわからん状態に。

 

Vaundyの戦略とか知らんけど吐き気がするよ。元ネタを開示しているかどうかとかそんなんはあんまり個人的には関係ないけど。売れる戦略みたいなもので表現やってる人が本当に周りにいなかったから尚更そう思うのかもしれん。

 

昼間にKSMN氏からサラッと送られてきた曲をきいたらなおのことそう思う。良かった。前半のループがきれい。短いビートを作った方がいいと言われて、いっぱい作ってみようと思った。サンプリングには業がつきものですが、サンプリングにしかない何かが自分の中にはあって、まだそれに魅せられている。

 

横尾忠則 寒山百得展」へ。絵のおもしろさはわかるし、ここには現物があって見比べられるから良いというのはわかるんですけど、建物が邪魔だなあと思ってしまった。あんなに歴史の洋館みたいなところに置かれたら、せっかくの自由さがなんか冷める。時勢が入りつつ、寒山拾得をモチーフにいろいろな表現方法で描かれた絵は好きだった。

空いていたので、そのまま「パリ ポンピドゥーセンター キュビスム展—美の革命 ピカソ、ブラックからドローネー、シャガールへ」を見る。ブラックって昔はもうちょい好きだった気もしたが、そこまで惹かれるものはなかった。全体的にはめちゃくちゃ良かったし、フェルナン・レジェが特に好きだった。この人らが結局抽象絵画に走らなかったというのは何かアツいものを感じる。ポップスで戦い続けるトラックメイカーのような感じ。

「日本のアートディレクション展」へ。ユニクロちびまる子ちゃんの新聞広告ってあれなんか嫌なの俺だけなんかな。賞とってたけど。あれってなんかその、さくらももこの何かを毀損しているように思えてしまう。「STAND BY ME ドラえもん」的な嫌さというか。

それはそうと、服部一成氏はすごい。

 

大倉龍司個展「PLACING OR DRAWING」へ。東京のいかにもわかりにくいギャラリーだった。展示はとても良かった。描くってことを難しく考えるのが嫌で苦手でたまらなかった人間からすると、発想の転換をしている人は常にすごいと思ってしまう。ZINEとステッカーを買うと、「大倉君の知り合いですか」と聞かれ、「いえ」と答える。体感ではこのくらいのデザイナーの個展は知り合い以外も普通に来るような気がする。全員に聞いているのだろうか。

 

アーセナルブレントフォード戦。ハヴァーツがゴールを決めたというのが何より。自信なさげなプレーが目立っていたので回復してほしい。ラムズデールはかわいそうな部分もあるが、とはいえ庇うのもムズいミスもあり、どうにか試合勘を維持して欲しい。

 

「〇〇とか〇〇のレーベルの〇〇系のDJ」とか、思ってても言わないことを言ってDJ公募するのはいいのか問題。レーベル関係なく言えば良かったのに。どのレーベルの音楽をどんな風に聞いたり流したりするかはみんなの自由で、各自がそれぞれに解釈することなのに、なぜそれを規定するのか。では、そういうレーベル以外のリリースなら、〇〇系の音として認められないのか。おもしろいことってそういうことなのか、おもしろいDJってそういうことなのかとTwitterを見てまた思う。もちろんあくまで例示したつもりなんだろうけど、あれだけ気になってる人を明示してるのに声かけないのはなぜなのだろう。純粋によくわからなかった。「みんなのきもち」のことです。

 

朝から中央線古書展へ。ほしいものもありつつも、手が出ないなあと思いながら、2冊ほど購入。

PABFに行った。TABFよりはなんかこういう感じのほうが分かるよなあという気持ちと、でもなんかノリきれない自分もいて、そりゃバチッとくるものなんてなかなかないとは思いつつ、難しい。前から欲しかった「川 4」と同じブースで売っていた「主観主義写真における後藤敬一郎」を購入。

百年と一日に両方行った。一日のガレージセールで2冊と、たて組ヨコ組、COLABOを買った。百年でTOO MUCH magazine 2010を購入。

西武バスに乗る際に運転手にどやされる。イヤホンを付けていたのが気に食わなかったようだ。まあ仕方ないかと思いつつ、もやりつつ、どこにも持っていけない気持ちが身体の中に生まれた。

 

ゆるふわギャングに関するツイートを見て、TENG GANG STARR、eco skinny and neon nonthanaを思い出した。別に付き合っているかどうかはどうでもいいし、そこに対して残念だとかなんとかを外野が言うことではない。いい音楽が聞けなくなったら悲しいし、いい音楽が生まれたら嬉しい。それだけ。

 

KSMN氏からパーティーに関するあれこれ話を聞く。オーガナイザーを個人がやるというのは本当に大変で、身近で言えばやはりhypeさんのような例は稀有なもので、あれは職人芸だ。箱や様々なアーティストとのつながりを作って広げて、それらを組み合わせて何かを作るというのは素人がちょっと金を持ったからといって真似のできるものではない。ましてや、X-CONほどの規模でなくても、外タレを呼んで採算をとるというのは、途方もないことなんだろうと思う。自分には当然わからないことだらけで、なんとなくこの辺だったらなりたつのかなあというのを当てもなく言ってみるくらいで役には立てなかった。あとは、やっぱり遊びに行かんと今のことはわからんなあというのを同意するなど。

 

tofubeatsのワンマン。チケットがとれなかったので行けなかったが、ツイートを見てその盛り上がりを知る。ツイートを見ているだけでもグッと来るものがあった。この10年で一番聞いたアーティストなのは間違いないと思う。マジ勉Nowはどうせなら生で見たかった。

 

思い出したようにFL21の機能でマッシュアップを何個か作る。ダウンロードできない聞いたことがあるやつをとりあえず作っている。簡単に作れてすごい。別にDJの予定もないので、マジで誰にも聞かせることもないし、元ネタも人が作ったやつで持ってないから真似しただけなので特に価値はない。早くビートを作れとどこかから聞こえた気がした。

 

朝から仕事にはあまり乗れず。処遇が口約束の後、ふんわりしていて、自分は結局どうなるのかピンときてないことがその要因の1つにある気がしている。そんなことをこちらから言い出すのも癪だなあと思いつつ、どこにいくのだろうという不安はある。

 

Lolica Tonicaが活動再開するらしい。嬉しいことだが、無理なくやってほしいと思う。聞き続けたいから、できるなら。

 

ヤフオクで落としたり、いろいろとかき集めた古本の山を見ながら、どうなってしまうのだろうと途方に暮れる時間が長くなった。そんなことより引っ越しの準備をしなければいけないが、当然のように何もできていない。家はめちゃくちゃに荒れていて、そもそもここから出られるのだろうか、出たいのだろうかともう一度自分の中で考える。答えは決まっているが、端的に言えばビビっているわけで、それがどう解消されるのか、解消されないまま始まるのかよくわからない。転入をリアルに考えた時にマイナンバーの住所欄が埋まっていたことを思い出し、急いで再交付申請を出す。年内に間に合うのだろうか。

 

根源的な問いをもらい、なかなか答えが見つからないということは本当はそんなことをやりたくないのかもしれないと思った。そんなはずはないなあと思いながらぼんやりと何がやりたかったのかをもう一度考える。考えれば考えるほど自分でなくても良いような気がしてくる。通勤中に聞いたアトロクのポケモン特集後編での任天堂による成功と失敗の話が頭になぜか浮かぶ。ポケモンがすごい、という話よりも、任天堂の幾重の判断ポイントとその際の成功と失敗がなかなかおもしろかった。失敗というのも、今から考えれば失敗なだけで、当時判断では妥当という点が特にグッとくる。何してんねんと後から考えたら言うのは簡単だが、というのの好例としてもう少し語り継がれて欲しい。任天堂ポケモン当ててすげえで終わる話ではないというのが分かっただけでもすごくよかった。

 

ジェーン・スー氏の一連のツイートを見て、だから自分はこの人のことを世間ほどは熱狂的に支持できてないんだというのがようやくはっきりわかった。誰かジェーン・スー論を書いて欲しい。女性や介護、加齢に関する経験に基づく新しい考え方と、こちらも経験に基づくある意味マッチョな側面が重なって得ている支持と、そのマッチョさみたいなものへの乗れなさには、だったら聞かなきゃいい、無視すればいいと言える強さみたいなものが、どういう層にフィットしてこれほどまでに時代を席巻しているのか。これほどまでに音声メディアとコラム界隈で圧倒的な支持を得ている人は現状おらず、似たような人もこれまで出ていない気がしている。個人的には別にめちゃくちゃ好きでも嫌いでもないし、言ってることは結構正しいと思っている。たまにマッチョすぎると感じることはある、という感じなので、聞けるテンションのときはラジオを聞いている。ちゃんと言語化できる人がいたら、それだけで1冊できそう。

 

みんなKingGnuの新譜について話している。絶賛も批判もある。どんな音楽なのかもそもそもわかっていなくて、加齢を感じる。ギターロックだったら嫌だなあと思って、なんとなく再生していない。サブスクで再生押せば聞けるのに。こういうのは全然いいことではないが、興味がないものにわざわざ興味を持つ必要がどれくらいあるのかということも同時に考える。でももし、めちゃくちゃ最高だったら、その機会をみすみす逃していることになる。どうしたいのか自分でもわからない。

 

hyunis1000のアルバムを購入。届くのが楽しみ。

 

漫画を3つ読んだ。web読み切りまたは連載の漫画はTwitterに流れてくるので読み始めやすい。そして、どれもそれなりにおもしろくて、漫画の世界もすごいなと感じる。登場人物の1人が「自分を幸せにできるのは自分だけなのに」と言っていて、たしかにそうかもしれないが、てことは幸せでない自分に問題があるってこと?ということにも思えるこのたぐいの言説があまり好きではない。もちろん、座ってるうちに誰かが勝手にすべてを決めて幸せにしてくれるはずはないが、自分だけではどうにもならないこともまた世の中にはあり、そうであることに気付かせたり励ますものが創作物であって欲しいとも思う。もちろん、読んだ作品は連載の最初でそのままのテンションで続くわけもないので、続きが楽しみだ。

営業ではないという自覚があるので、どうしても営業トークというか、デモを見せるとか発表するみたいなものにはいまだに苦手意識が強く、可能なら逃げたい。残念ながら週に2回もその機会があり、おまけにリアルでの取引先の忘年会がある今週は地獄のような週だが、そういうことも生きていればある。アーセナルがCLでグループリーグ突破したことをまずは喜ぼうではないかと自分に言い聞かせる。

 

2023年10月

仕事。忙しいことに対してはそこまでストレスは起きないが、これは俺がやらなあかんのか、でも放っておくとコールくるしなあみたいなものを拾うのと、なんで全部止めてこれ開発しないとだめなん、しかもやれるって言ってたスケジュールにはちっとも間に合わなそうなのに途中まで調子いいこと言って、スケジュール詰めると急に「そういうことですか」みたいなことを言われるなど。こいつらもう限界なのではという世界線に突入。

 

半年準備して申請した融資が砕け散った。当日までのプレ面談、面談と担当者の反応が良く、商工会からは「間違いないと思うんで進めましょう」と言われていた矢先。電話で「なんかだめっぽいです」。いろいろ聞いて理由はわかるけど、それならもっと前の段階で突っ込めたんちゃいますかねえという気持ちと、どっかでイケるつもりになってた自分にも甘えがあったのかと結果論ではあるが思ったりした。コンセプトの否定とかではなく、貴様の持金の少なさと経験のなさを理由にされるのは、周りのことを考えると恥ずかしい。情けないが、動かせない事実をもとに決まったものであり、それは誰かに恣意的に操作されたわけでもなく、受け止める他はない。

 

どうしても文章だけで伝えるのが難しく、一緒に動いてくれていた人たちに一通り電話。マジでいい人ばかりで、やり方変えて始めて、またやりましょうよ的なニュアンスで言ってくれる人が多くて泣けた。「祭りに参加してるみたいでした」「来年いつやるんすか」に泣きそうになったけど、ちょっと泣いたのは寝る前だけだった気がする。

次の動きを考えた結果、「貯金」と「実績」ということになったので、とりあえずエージェントと転職の相談。東京に来てから10年以上になり、東京はおもろいというのは自明であるが、金を貯めるのにいい場所かどうかというと、それはちょっと違う。もらえる金もいいが、出ていく金も多い。もらえる金に関しては、今どきはそんなに場所で変わることもないので、とりあえず東京を出るために会社を辞めることを決意。

東京から離れた自分をもはや想像できなくなっていることと、それでもなお自分はやるべきことをやりながら生きて、再トライする気概を維持できるのかは不明だが、改善点が分かっていることをやらないほど適当な気持ちで始めたわけではない話であることもまた事実である。思えば周りが「とりあえず東京の大学に行きたい」と言っていた横で、「偏差値が1番高いところで行くんで場所はどこでも」とカマしていた校内の神童気取りの地方のクソダサ高校生のころを思い出すと、別に東京にこだわりを持ったときなんてなかったことに気付く。

物件の解約金が発生しなかったことにマジで安堵。いきなりマイナスのスタートにならずに済んだ。適当な仲介業者やったけど、最後に仕事してくれたので全部チャラにしてやるわ。

 

 

ブクサムのため、代田橋のフィーバーに初めて行く。本当はライブを見るのに来るところなのになんか不思議な気分。いくつかzineや先行販売的な本を購入。その後散髪へ。まだどうなるか良くわかってなかったころなので、結構前向きな話とかを美容師としていたような。

 

公庫プレ面談の日に、物件を今日見ろと新幹線乗車中に電話が来る。仕方なく予定を調整。物件の保険の話をした後で、刷りきれていなかった書類をコンビニで刷ると、財布がない。慌てて戻ってレジで確認すると、ありましたよと言われて、手渡される。始まる前に終わるところだった。プレ面談はつつがなく終了し、内覧後は実家でゆっくりと連休を過ごす。

 

YSD氏に帰りがけに玉澤の饅頭を買って帰る。どうも本当に好きらしい。これくらいでそんなに喜ばれるならいくらでも買いますよということで購入して新幹線。吉祥寺で軽くコーヒー飲みつつ感触を話して土産を渡して別れる。

 

後輩の送別会のことをすっかり忘れていたことを連休中に思い出して週明けに急いで調整。後輩はプレゼントまで渡してくれた。本当はこちらが餞別を渡すべきなのにそんなこともできずにハズいと思っていると、一緒にいた先輩がスッと出して渡していてかっこよかった。こういう人らと働いていたかっただけなのに、いつもそうはならないのはなぜなのだろうと考えてもわからないことを考えてしまう。

 

コロナウイルスワクチン接種のため、午前中から都庁へ。都庁なんてちゃんと来たのは初めてかもしれない。とにかく入口が分からず大混乱しつつも、なんとか辿り着き大行列に並ぶ。予約のお陰で進みはそんなに遅くないので、スムーズに終わったが、こんなに痛かったっけ?とはちょっと思った。

 

石内都 初めての東京は銀座だった」を資生堂ギャラリーで見た。銀座とか東京とか、もうなんかベタベタな感触なんだけど、でも良いものは良くて、それを取り込みながら尚反発するのか、飲み込まれるのか、どんな塩梅がありうるのかと思う。でも、土地柄シリアスになりすぎるのは絶対に違うともまた思っていて、そのへんのバランスが見えない。

 

「ステファン・サグマイスター ナウ・イズ・ベター」をギンザ・グラフィック・ギャラリーで見た。今じゃなかったらなあという気持ちで見てしまった。ウクライナとガザの状況を見てもなお、大局としてのベターに言及して肯定できるのか分からなくて本当にモヤモヤした。作品に罪はない。そもそも作られたのはそれらよりも少し前なのだから。たしかにベターになっているのはわかっているけど、もうベターもクソもあるかというのが正直なところだったりする。見せ方はめちゃくちゃおもろかった。

 

ワクチン接種後、発熱と怠さが一気に来て死にかけ。一人暮らしのこれは何度やっても厳しい。ポカリとバファリンの高いやつ、適当に食えるものを買い、ちょっとだけ食べてひたすら眠る。休みの間だけでは完全に回復せず、その週はずっとなんか変だった。

 

公庫面談に向かう。聞かれたことは前回までとほとんど変わらず。一部お金に関する心配をされたが、あれこれ話して特に問題なしという感じで、進めるように頑張りますとつつがなく終わる。

OSK氏に急遽仙台に来てもらい、同日に内覧と物件のちゃんとした確認。いろいろ話しつつ、総合的にはなんかいい感じっすねという話と、まだぎこちない関係性の中でなんとか仙台の感じを説明しつつ、楽しみが広がった。忙しいということで、弾丸で福岡に帰られた。これで決まっていたら完璧だったわけだが、冒頭の通りこのあと砕けたので、全部仕切り直し。申し訳無さだけが残っている。

 

現代美術館で「デイヴィッド・ホックニー展」、「あ、共感とかじゃなくて。」、「MOTコレクション」をまとめて鑑賞。

ホックニーめちゃくちゃ良かった。色彩とやり方の時代ごとの変化と変わらない意識。特にブルーギターが本当に好きだった。ポートレート系の作品も良かった。ポートレートを突き詰めた時の違和感と、そこからのホックニーの変化みたいな話が解説で書かれていて、それもおもしろかった。

「あ、共感とかじゃなくて。」も、相変わらずのアニュアル展の良さが際立っていた。どう取るかという話はいろいろありそうだが、「共感」による過度な安心みたいなものに対する漠然とした違和感は常々あり、そこともちょっと違うんだけれどなんかニュアンスはわかって、それが作者ごとの切り口で展開されてた。巨人の歯のモニュメントの山本麻紀子氏の作品は圧巻。

MOTのコレクションは最後に梅沢和木「とある現実の超風景」が見れるのが最高。横尾忠則の作品も多くあって満足。寒山百得に早く行かなければ。

 

vektor shopで古本のガレージセール。いくつか気になるものをやや値は張ったが、総じてはお手頃で購入。手札になるものが少ないのは気がかりだが、東京にいるうちに特殊なセールや古本市には極力足を運んでおきたい。

粟津邸で吉國元展「根拠地」を鑑賞。粟津邸に行くまでがとにかく大変。最寄り駅から迷いながら坂を登ってなんとか到着。絵を観に来た気持ちだったので、建物を見ている人に少し違和感があり、最初は気持ちが乗らなかった。途中から、ここはクラブかと捉え直してうまくいった。クラブのいいところは全員目的が違うけれど、同じ空間にいて干渉し合わないこと、なぜかたまにヴァイブスがカチッとするときがあることだと思っていて、前者だと思ったら見やすくなった。途中から絵を見る自分から建物を見る自分に変わったりしてるような気もしてきて、その辺もなんか良かった。

 

YSD氏と夕食。結局人と会って話したくなり、無理を言って日曜の夕飯。いいチキンライス屋さんでかなり満足。いろいろ食べつつ話しつつ。お互い考えていることがあり、それらの交換などをすると、なんかまあ別に俺だけが大変なわけでは当然なく、いろんな方向でみんな大変だとわかりながらも、他人なのでお互い好き勝手言えるというのはなかなか悪くない瞬間だと思う。

 

バズとか人気みたいなものをなるべく考えないようにしていたし、そうしている方が良いと今も思っているが、ではどうやってそれなりの信頼や人気や注目を保つのか。考えたくなかったようなことを考えていくのが来月のテーマになっている。もちろん、仕事を辞めて次の仕事に就くことは当然にしても。

まあなんかずっと押し問答

結局「人と違うこと」がしたかっただけ?

 

だとしたら、人巻き込み過ぎじゃない?

その年になってそんなこともわからん?

そもそも経験ないやつができるなんてことあるの?

なんとなくちょっと大人に担がれていい気になってただけじゃない?

いい加減身の丈に合った方向にシフトしたら?

そろそろ遊んでると人生詰むんじゃない?

結婚とか考えんでいいの?

親とか心配してるんじゃない?長男だよね?

そもそも奨学金まだ返してないでしょ?

それなりの金もらってるんだから黙ってサラリーマンやっとけば?

 

まあまあ、そんなんもいいけどさ、そっちは簡単にクリアできそうだから、どうせなら違うことやるわ。そっちの人生は人の見とけば十分なんで。ある程度見てなんとなくわかったから。

 

そんな強がっていいことあんの?

ただ単に仕事辛くて逃げたいだけじゃないの?

自分が特別だとかまだ思ってる?普通だよ。

その歳で実家帰るとか恥ずかしくないの?

みんな家庭があって子供がいたりしてるのに。

妹はもう結婚してるでしょ?

少しは周りを見習ったら?

 

なんすかねえ、別に普通だとも思ってるんですけどねえ。仕事おもんないと思いつつ、面白くとらえるみたいなことをやろうとしてたんですけど、自分に正直になってきたというか。10年やっておもんないものはおもんないよなあ、みたいなことですかね。

 

そんな贅沢言う権利ある?

その歳で肩書ついて、平均より年収あってさあ。

それでおもしろいこと?大学生じゃないんだから。

そんなこと言って結局なんにもならなかったでしょ?

またどうせ迷惑かけて頓挫するんじゃないすか?

 

しないとも言い切れないっすよねー、たしかに。やってみないとわかんないですけど。どうなんすかね、実際問題。やったやつしかわからんみたいなとこもあると思うんですけど。ほんとにやるやつあんまいないし。

 

でもね、やるだけやって失敗しましたじゃ、さすがに洒落ならなくない?

君まだ普通に考えたら倍くらい生きるわけだし。

ここで失敗するくらいなら、落ち着いて普通の人生に戻って、ちょっとだけそういうこと趣味でやればいいんじゃない?

メルカリとかで上手いことやってる人もいるよ。

その程度でやめとけば楽しくやれるって。

 

そうなんすかねえ、なんかその、どうせやるならみたいなところもありますし。実店舗ってのがおもしろくないですか、今それやるんかっていうところも含めて。

 

そんな逆張りにもなってない逆張りじゃ、話にならないんじゃない?

友達に本勧めて喜ばれるくらいでいい気になるなよ。

商売とはわけ違うからね、遊びじゃないの。プロがやって、売れるか売れないかで大騒ぎの時代なんだから。

 

まあ、そうっすよね。でもねえ、なんかゼロじゃない気もするんですけどねえ、それに誰かに先越されてそっちが上手くいくのも嫌なんですよねえ。

 

じゃあ、どうするつもりなのかはっきり決めて人に見せれる計画作れよ。

何もなしにまたやりますって誰も付いてこないよ、そんなんじゃ。遊びじゃないんだから。

 

たしかにねえ、また1から考えますかねえ。いや、考えてるんですけど、さすがにショックもあるというか。一応ですけど。

 

そんなこと言ってるからだめなんじゃない?1つの失敗でごちゃごちゃ言ってるから、そんなやつは商売できないよ。

 

そういうもんなんですかねえ。