2月のある週の記録

月曜日から朝イチで打ち合わせが入っていて、何かと思うと4月から役職がつくことになったという内示をもらう。役職者の感じじゃないんだけどなあと思いつつ、断れるわけもなく穏やかな顔して受諾してしまった。人生どう転ぶか本当にわからんが、気付いたらこんなことになってしまっているのはなぜなのか。どこかに分岐があったんだろうが、もう後には引き返せなくなっている。

 

COEO来日回に行く。なんとなくマスクくらいしたほうがいいのかなと着用してみたが、街にも意外にマスクの姿は少なく、そんなもんかと思う。パーティーはとても良くて、やっぱりハイポさんすごいなと圧倒された。Uber Manが流れたときに、COEOをみんなが待ってた感が完全に1つになって、特殊な磁場が生まれてた。クラブは一体感が全てではないと思うが、それでもそういうものが感じられることが必要なときというのはあって、諸々の事情で人が集まりづらくなっている中で来てくれた外タレがあれを見て何かを感じるということよりも素晴らしいことなんてない気がした。

楽しく踊りながらも、頭の中では、自分は何をしたいのか、自分が理想的だとほんとうに思っていることは何なのかをより具体的にしてみようとする。浮かんでは消え浮かんでは消える、この感覚を誰かに話したい気がした。

 

 

スティーブン・ミルハウザー『私たち異者は』を読む。1つ短編を読んだが、描写の細かさがとても良い。少しずつ読み進めることにする。

Warpの音楽をちゃんと聞いたことがないことに気付く。RAに載っていた記事を読み、そのプレイリストを聞く。家で1人で聞くのにちょうどいい。しばらく毎日流すことにする。

 

2月の辛すぎる記録

1月の間の不調、倦怠感、もやもやの原因が掴めす、未だ本調子でない。消えてしまいたい、社会から離脱したい気持ちばかりが大きくなり、叫びながら走り出してそのまま何かの衝撃で人生が終わることを想像したりする。

とりあえず金でも使うかと思うが、買いたいものもほとんど思いつかない。ブックオフにでも行こうかと思いたち、土曜に聖蹟桜ヶ丘分倍河原ブックオフに行く。久しぶりに東京のあっちの方に行くので新鮮だったが、意外に新宿から近い。あんまりほしいものがなかったが、以下を購入。

TOWA TEI『Last Century Modern』

TOWA TEI『SOUND MUSEUM』

テイさんのCD・レコードはできるだけ集めたい。自分がこういう音楽をこれだけ好きになったのは、間違いなくテイさんの作品に高校生の時に出会えたからだと思うので。ジャケも素晴らしい。

 

角松敏生『BEFORE THE DAYLIGHT』

杏里『BOOGIE WOOGIE MAINLAND』

データで持っていなかったので、この機会に回収。定期的にこの辺の作品は聞きたくなるので、たくさん持っているに越したことはない。サブスクリプションにもないですし。

 

坂本龍一『BTTB』

坂本龍一あんまり聞いたことないので、とりあえずあったものを購入。

 

Alfred Beach Sandal + STUTS『ABS+STUTS』

最近の作品にしては安く置いてあった。何度か聞いていたがせっかくなので購入。

 

日曜日、吉祥寺のJINSに行き、鏡にやたら近づきながら、新しいフレームを決めてメガネを購入。新しいメガネをかけたら、店員さんに「イメージ変わりますよね」と言われ、嬉しいような恥ずかしいような気がして、足早に去る。ラジオを聞きながら久しぶりにちゃんと夕飯を作り、1日が終わる。

 

転職してから3年で1番のトラブルが起きる。1日がなんとか終わる。隣では後輩が上司にあれこれ言われて責めたてられている。辛い。ここで上司を殴り飛ばしたらどうなるのだろう、ここでめちゃくちゃでかい奇声を発したらどうなるのだろう、ここで嘔吐したらどうなるのだろうと思いながら、実際には申し訳なさそうな顔をしながらなんとかトラブルを切り抜けようとしている自分がいた。日付が翌日になったころに帰宅し、馬鹿力を生で久しぶりに聞く。ラジオがなかったら自分は今頃どうなっていたのだろうか。

結局この週は毎日何かしらの問題が起こり、大体遅い時間に帰宅。こんなの間違ってるわと思うことは簡単だが、じゃあどうするかと言われると黙るしかない。無から金は生まれない。

 

オファーしていた人から返事が来た。お金の調整は必要だが、前向きに検討してもらえたらしく、返事を返す。とにかくこれをやるしかない、何かしら気力が生まれるものを自分でやるしかない。別に儲けたいわけじゃないし、ただ楽しいことをしたいだけだ。

 

オーツーのコズモ回に行く。クラブが久しぶりということもあり、めちゃくちゃ楽しかった。特に、Submerse氏のUKGセットマジで最高。ほんとうに全部忘れて興奮しながら踊ってたら終わった。パーティー全体が最高だった。やっぱり音楽好きだわと思い、こういう特別なものがみれる機会にもっと居合わせたいと久しぶりに感じた。

 

金曜日、会社から帰ろうとしたときに、駅のホームで後輩から飲みに行きましょうよと言われ、22時から鳥貴族へ。いろいろ辛いらしく、転職考えてると言われ、今のの様子を見てるとそれもしょうがないし、むしろ早く逃げてくれという気持ちに。会計後、家に帰ろうとしたら、本棚見に行っていいですかと聞かれる。やんわり拒否していたが、結局家に後輩が来てしまう。御時世的にはかなりやばいシチュエーションだよなと思いつつ、こたつを見つけてくつろぎ本を読みまくり、うとうとする後輩を見て、もうなんかいいやと思い、しゃべりつつ始発まで過ごさせる。何でもかんでも受け入れればいいってもんじゃないと、翌日になって深く反省。

1月のある期間の記録その2

不倫の話を見かける。

誰の何が損なわれて誰がそれに文句を言い、非難しているのだろうか。実際には何がどうなったからという話は問題ではなく、「不倫」という記号を見かけたら騒いでいいという空気に飲まれているばかりで内容はどうでもいいのだろう。

オファーメールを書く。

文面が全くいい感じにならず、悪戦苦闘。好きだから出てほしいをよりよく伝えたいだけなのに、うまくいかない。口下手だし文章も同じくらい下手なので、根暗にオーガナイズは向かない。めちゃくちゃ時間かかってエクセルシオールカフェでずっと変な顔してる。一組分書き終わったが、もう一組は正直存在がデカすぎて何て書いたらいいのかマジでわからん。残りは家帰って唸りながら書こうかと思い始める。好きが溢れて文章がどんどん独りよがりになる。果てしないほどにいろんなことを書こうとして言葉で溺れ死にそう。今日中には絶対送る。結局送れなかった。文章はできたので夜には送る。もう何言ってもわけわからんのでめちゃくちゃシンプルになった。

 

女の子を紹介してほしいと飲み会で言ってしまう。翌日に反省する。

もしほんとに会うこととかになったら、どうせ紹介してくれた子のメンツを潰す感じになるからやめとけ、お前はそういうの向いてない。その他いろいろ考えていたら気持ち悪くなる。なんでそこまで深刻に考えてしまうのかもまたよくわからん。気持ち悪い。中途半端ゆえに無茶苦茶にしてしまったあの娘の顔もそろそろ思い出しづらくなってきたので、あれから結構時間が経ったことに気付くので、そういうのも久しぶりに考えられるかもと思ったのかもしれん。

翌日になって、紹介が難しくなったと聞く。なぜか少し安心している自分もいる。何がしたいのかわからない。

 

ショパンゾンビ・コンテスタントを読み始める。ちょうどいい温度感の小説を手に取れたっぽい。何かを無根拠に信じられる一方で、そのすぐ隣にある絶望感もありありと感じられるような頃の話。僕自身はそこを通り過ぎて、実際には絶望しなくてもそれなりに現実を生きることができると気づき始めたところだけれど、そういう一瞬をこういう小説でまだ感じられるくらいの年齢ではあるのだと気付く。

 

フォーレの広告の話を見た。

クリエイティビティの盗難。大きな資本や組織が個人のクリエイティビティを盗む。掠めとる。それをないことにする。僕はサンプリングが好きだが、僕の好きなアーティストたちはサンプリング元への愛と敬意を形にした作品を作っているし、謙虚さがある。この件などは全く同じ話ではないが、少なくともそこに敬意は存在していないように思える。独自性とは何なのか、サンプリングを使って作った、ゴミにも思える何かを世界に見える形にしている人間としても、一応後ろめたさを忘れず持たなければと思う。

 

かたまり氏のプロポーズまでの一連の踊り場過去回を聞いた。これくらい正直に生きたい。すっかり空気階段を好きになった。というか、こんなん聞いたら、普通に恋したくなるからやめてくれ。

 

1月のある期間の記録

転職の面接に行く。

大体進み方はいつも2パターンで、大学受験のころから今まで順番にいろいろ聞いてくるパターンか、今の仕事内容の話を中心に、どんなことがやりたいかとかを聞きながらスキルや考え方を聞いてくるパターン。今回は前者だったが、最初の「大学の学部を選んだ理由」という質問への回答をしたら、「ということは、興味関心が理由ってことですかね、問題意識とかではなく」という発言をされて、これは多分落ちるなと開始5分で悟る。案の定翌日にお祈り来てた。

 

風邪で3日間寝込む。

1人暮らしの風邪は辛いが、面倒が増えるだけなんだからスポドリ飲んで熱冷まし貼ってひたすら眠り続けるのが結局一番早くて楽ということにようやく気づき、ひたすら寝て週末が終わった。休み明けに会社に行くと、インフルエンザが大流行していて、タイミングのズレに救われる。

 

都市浮遊に遊びに行く。

知り合いがやってるパーティーは毎度安心して楽しめる。海外から来た友達に、数日digさせてひたすらそれをプレイさせるなかなかの高バイブスパーティーだったが、そこにそれぞれのシティポップ観が出ていて良かった。レコードDJは難しいのはもちろんだろうが、そもそも持ち運びの負担が半端じゃない、それだけでギャラ多めに払うべきという話を聞き、何事も体験してみないとわからないことがあるなと知る。途中、mimeのdrifttin'知ってるか聞かれて、わからないなと思っていたが(めちゃいい曲)、よくよく思い出してみたら、それのkan sano remixをdaniki氏が流していたようなことを思い出した。

 

空気階段の踊り場を初回からひたすら聞き始めている。こんなおもしろいものをなぜ今まで聞いていなかったのか。これくらいおおらかに物事を考えてもいいんじゃないかな、いやダメかと思ったりしながらゲラゲラ。

 

Aマッソのゲラニチョビ。結構見ていなかったので、ためてた分を一気見。「サンネン」のスタッフの距離感の表し方が、あの自粛以降の自分の戸惑いを表現してくれたような気がしてまたこの番組を好きになった。

 

音楽。Awich - 孔雀、Tomggg - Unbalance、Carpainter - SUPER DANCE TOOLS VOL.1、SANTAWORLDVIEW - sinterklassなど。

 

AI美空ひばりの話題を見かける。個人的にAIがやったら1番興味持てそうなのは、永六輔その新世界だなと思った。

 

 

距離感がわからない

年始から世界のショッキングなニュースを目にする機会が多い。

アメリカによるソレイマニの暗殺とそれに伴う第三次世界大戦の可能性浮上、民間航空機の墜落事故。オーストラリアでの大規模森林火災。そういうニュースを見て、大きく騒ぐこともできず、かといって無視することもできずに、もやもやした気分だけを抱えている。

自分にできることといったら、せいぜいこれまでのアメリカとイランの関係性の歴史を調べて、なるほどと思うことくらいだが、知ったら知ったで鬱々とした気持ちになった。それを無力と捉えるかどうかは人によると思うが、seiho氏のツイートを読んで、これはこれでいいと自分なりに納得した。

 

 

オーストラリアの方は、Resident Advisorの記事で見つけた、森林火災対策支援のためのアーティストによるリリース一覧をもとに、それ以外にも売上を寄付するというアーティストのリリースをまとめてbandcampで購入。これくらいなら自分にもできる。リリースされた楽曲が良いので欲しかっただけなのたが、それが支援になるならそれに越したことはない。

RA News: Mall Grab, Lou Karsh, DJ Plead raise funds for Australian bushfire relief with new releases

 

昔も今も、外国に学校を建てたいとかは別に思わない。あまりに自分とは遠すぎて、何ができるのかもわからないからだと思う。そもそも、それが学校ができたから解決する問題なのかもわからない。とりあえず大富豪にならない限りは、手の届く範囲に対して誠実にするということと、すぐできる範囲で、やった結果が見えることならばやるということを、今後も続けるくらいしか自分にはできない。

 

3連休、結局クラブに行かなかった。身体が年末年始休みと仕事始めとの境目でバグったらしく、通常以上に疲れていたっぽい。見逃したパーティーに行っていれば得られた感情と引き換えに、身体の休息を得た自分が、徐々に社会に取り込まれていることを感じる。

正月から日常へ緩やかに移行

正月休みが終わる。

例年通り、ギリギリまで実家にいて、しこたまウイニングイレブンをやった後、最終日に車で途中送ってくれた両親と昼食を食べ、新幹線に乗り込んだ。本当は格好をつけるために親父がほしがってるApple Watchを買ってやろうかと思ったが、品切れだったので変な感じで終了。後でApple Watchを送りつけて面目を保つつもりだが、果たしてそれが28歳の長男による親孝行として正しいのだろうかは疑問。

東京帰ってきて、視聴期限ぎりぎり滑り込みで、Tverにてオールザッツを視聴。ロードからのR指定でめちゃくちゃ笑ってしまった。ネタよりもコーナーものの方が楽しかったが、吉本騒動の解決してなさを思い出し、この若手の人たちはどう思っているのかを考えてしまう。

この人たちは、自分にとって神のような存在の人がいて、その一言に希望を感じて、今も目の前の人を笑わせることに集中できているのかもしれない。僕のような、そういう存在がいない人間にはそんな純粋な気持ちがわからなくて、希望を感じることも滅多にない。どちらが幸せなのだろうか。

三四郎の年越しラジオ特番は何も考えずに笑えてよかった。

 

仕事初日にトラブルが重なっており、なかなか疲弊しながら1日を終える。やはり長くはここにいられないと感じながら、転職の面接日程の調整メールに返信した。

結局やるしかないわけで

今年こそはと思って何年も書き続けられずに終わっているブログにまた手を出した。

書き続けられなかったからといって何があるわけではないけれど、去年あたりからとりあえず続けるだけですごいと思ったりしているので、気が乗っているうちは訥々と書いていければと思う。

今年は、去年やり始めた主催イベントをなんとか続けていきたいというのが1番やりたいことだ。思い返すと、何もできないころにパーティーに呼んでもらえて、今も時々DJやらせてもらえるのは本当に幸運だと思っている。そういう機会への感謝と、若い人で本当にすごいなあと自分が純粋に思える人が、以前よりも大きくなったシーンの中で伸び伸びやれる機会も少ないと感じていて、なんかやれるような場所になるといいなという気持ちが少なからずあったこともあって、去年はとりあえず勢いのみで2回主催をやりました。もちろん、「自分が好きな人たちを集めて、最高な気分になりたい」とか、「俺が考えた最高のパーティーやってやるわ」みたいな気持ちもまた同様にあったわけであるが。

しかし、やってみるとなかなか難しく、一緒にやってくれている某氏にかなり頼りつつ、なんとかとりあえずやり切れたという感じで、正直出てもらった人への申し訳なさがMAXなので、考え方を変えながら、徐々にほんとうにいいパーティーにできればなというところです。もはや、試行錯誤は続けていく、というかやるしかないわなという結論に至っているわけで。個人的には、できるだけ頼っている部分を減らして、フライヤーとかもちゃんと自分でやりたい。というか、それよりももうちょいDJうまくなれやというか、うまくなりたい。もうちょっとだけでいいから、DJ出演したいと思うときもたまにあるし。とはいえ、主催やると自分を呼んでも価値ないということにも気づくので、あんまその欲望は強くならなかったりする。ただ、いつもそれっぽい環境で練習はやりたいなと思ってるので、一体型コントローラー買ってしまいそうな気持ちもあるが、そんな金があるはずもなく。さすがに何年か前に買ったmixtrack pro 3はもう限界です。地道にスタジオ通いますかね、mix作るとか、あとはbootlegも気持ちが乗ったらすぐ手を動かすとかですね、そういうちょっとしたことをやるのが大事や、やるしかないんや、という感じですよ。

あとは、いつも手伝ってくれる某氏が完全に次のステージに行きかけている予感を感じるので、この機会に彼をでかい神輿に乗せて、限界突破させていいもの見たいという欲望が沸き上がっている。今年それも実現できたらいいなとぼんやり考え中。

 

まあ、とりあえずそういう全部を実現するための原資を稼ぐために、今年も6日から労働です。