2023年9月

前は毎日ちょっとずつ書いていたのを、最後に振り返って気持ち悪いとこ直して終わりにしてたけど、ここ数ヶ月はそれができないことを理由にやめてた。別にそんな決まりはそもそもないので、結局は忙しいとかを理由に書かなくなっただけなのだけれど。なので、抜け落ちている日も多々ある。そもそもは記憶の中にはあるので、別にいいんだけど。あと、今月から出てくる人の書き方変えました。なんとなく。

 

仕事が忙しい。というか、次々と理不尽とは言えないが、そこまでやるか?という微妙なラインに襲われ続けて、元来の気の小ささにより、全てに対して向き合うことで対処はし続けているものの、全てが破綻の手前のようなことを永遠に繰り返している。スーパープレイヤーでもない、ましてやスーパーマネージャーでもない人間が、月が変わったらまた役職が変わるというのは、本当に良いのだろうかという疑問は未だ拭えない。

結局のところ、そういった組織の論理のような「政治」への憂鬱と無限に増え続ける残業からの離脱を試みて転職したはずなのに、行き着いた先は同じところで、資本主義の構造からは逃れられないことを身をもって体験する。

 

そういうわけで、ここ数ヶ月いろんな大人を動かし、KSMN君言うところの「歌舞伎」の準備をしている。それもまた日記を書いていない理由の1つになっている。そちらでやらなければいけないことがなかなか片付かず、やっと建物が決まったのが先月末で、融資申請のための準備に今もなお追われている。何もそこまでしなくてもと思う気持ちがある一方で、こうでもせんと社会を新しい見え方で見ることはもうできないという諦めにも似たような気持ちと、どうせなら1回くらい興味ないもんなんかじゃなくて、興味あるもんに関することを自分でやりたいという、キッザニアでやっとけや的な動機もなくはないわけではないものの、本当にキッザニアで終わるやつもいれば、マジで各所のプロを呼んで金払うやつとの間には到底計り知れない距離があり、そこはもう後者に踏み切ったので、こうなるなら金をためておけばよかったと本当にそれだけをただ後悔している。

具体的な話が書けるレベルにいまだ到達していないため、今月はここまでにはなるが、どのみち来月になれば然るべき機関に頭を下げた審査のもとに結果が明らかになる。そこで丁か半か出たものをただ受け入れることしかできないので、少しでも博打に勝つための方法(幸いにしてこれは神頼み以外のこともできるタイプの博打である)をひたすらにし続けるしかない。だめだった時、自分は人生をどこに転がすつもりなのかもまだ決まっていないのはもちろん、ここまで一緒にやってくれた大人たち、チームの人達にどんな顔でどんな文章を送る事ができるだろうかと思うと、寝る前に吐き気がする。

 

「吉村弘 風景の音 音の風景」を神奈川県立近代美術館 鎌倉別館に見に行く。遠すぎて途中で勘弁してくれやと思いつつ、行ったら鎌倉のいわゆる観光地からは少し離れていて居心地が良かった。展示内容も自作の楽器などに触れたり、独特の楽譜の数々などは、楽譜が読めずとも音楽が好きでいっちょ前にDTMとか言ってるやつには優しい環境で個人的には非常に良かった。吉村弘の音楽が流れているというのがまずそもそも良い。ああやってレコードジャケットを並べられると、サブスクで聞くだけじゃあなあという気持ちにもならないわけではない。

 

歯医者。前回何故かめちゃくちゃキレイで出血箇所も少ないと褒められたが、本人に原因がわかっていないのだから、当然今回は無難な結果になっていた。なんかちょっとがっかりされるのもよくわからないのだが、良かった原因がわからない限りこれは永遠に繰り返される。かといって原因を聞いても、歯磨きが良かったと言われるくらいだろうと思うと、自覚なく過ごす日常の何たる無為さを思い知る。次回の予約は3ヶ月後でと言われ、その頃自分はどうなっているんだろうとふと思いながら、はいと無意識に返事をしていた。

歯医者終わりはフジ・コミュニケーションと決まっているが、まだ微妙に空いておらず、かもめブックスで徳谷柿次郎「おまえの俺をおしえてくれ」、山本梓「プンニャラペン」、「FEU No.1」を購入。やたら店の中で光って見えた本を買った。その後は予定通りフジ・コミュニケーションで昼食。なんか隣のカップルの会話が耳に入って、勝手な思い込みが頭をよぎり、ちょっと良くないなあと反省。

 

anicoremixgalleryにて、グループ展「Advanced Obsession」を見る。場所がわからず原宿の真ん中でやや迷子になりながらたどり着いた。特にももえ氏の作品が印象的に残っている。絵を引き裂いたように見えて、それはそもそも「絵」なのか、デジタルなデータの粒子なのか、はたまた実物なのかみたいなことの境目を行き来している感じが楽しい。顔が引き裂かれている大きな作品もそうだし、絵の下に実際の三つ編みが伸びている作品もそう。もっとたくさん見たかった。

散髪。散髪時は創業云々について、いい意味で「他人」の関係なのでお互いある種適当言ってもよいことから、結構話が弾んでしまう。他人が本屋をどう見ているのか、本ってどのくらいに位置しているのかなどがわかるのはありがたい。接客業のプロの考え方みたいなものも髄所に見えてくるところもちょっとおもしろい。普段はそういう会話をしないような美容師がそういう話をしているのも、それもまた自分に対して合わせたプロの接客なわけで、話半分で聞くのがちょうどいいかと思える理由でもある。

 

MTG。日曜の21時に固定化されつつある。個人的にはいいんだけど、みんな申し訳ないなと思うのは、乗ってくると話が長くなり、まくしたてることで、要点以外は早く終わってほしいとおもってるよなと終わった後に考える。一方で、終わると刺激が強いのか何かしらのやる気と翌日の仕事への無力感とでよくわからない気持ちになっている。これが基本的に毎週続く。ロゴがあがってきて、いよいよ本気でやってる感が出てくる。プロの仕事は素人にはほとんどわからないので、「お願いします」といったものの、この微細な修正にもプロのこだわりとプライドが混ざっていると思うと、自分の正しい態度とは何なのか、金を払っている立場として正しい振る舞いをもっとしたい。お願いしたくてしていて、満足していますよ。というところをもっと口に出さなければいけなくて、そしてそれを言葉だけでなく報酬で見せる。結局はそこだよなと思ったりしながら眠りにつく。

 

ちょっと前に打診したマーチャンダイジングについて、KSMN氏が受けてくれそうで一安心する。彼より信頼できる人が周りにおらず、ただただ自分にとっては嬉しい限りで、絶対により多くの金を生み出したいという気持ちを新たにする。しかし、フリーで仕事を受ける人と実際に自分が契約するなどをやってこず、ひたすら会社に守られていた人間としては、KSMN氏に限らず、これほどまでに同世代のフリーの人らがしっかりしているということを知ると、自分の何も身についてなさが痛々しい。契約書関連など、いろいろやりとりを進める中で特に思うところあり、何様で依頼やら契約やらしてんねんと思うが、もう頭を下げて金を払うしかできることがない地点まで時間は進んでしまっており、餅は餅屋で言われた金額、もしくは精一杯の金を払って、とにかく気持ちよくやってもらうことしか自分にはできないと割り切ることにする。

 

9日に設計担当いただいているOSK氏も含めて会食ができるということで、OSK氏、KT氏、ISKW氏と初めてそろって対面で食事。皆気のいい若者という感じで、いいチームに恵まれているという事実にただただ申し訳なさと自分の運の良さへの何かへの感謝のみを感じながら食事・飲酒を楽しむ。せっかくの機会ということもあり、各々に向けてzineを持って行き渡したところ、かなり良い反応をもらえて、嬉しかった。仮にこの分野に「プロ」がいるとするならば、もしかするとこういうことを類型化したり感覚でやれるのかもしれないが、自分にはそれができないということだけがやってみてわかった。できるだけその人のライフスタイルや考えていることなんかを思い浮かべること、何かを押し付ける形にならないようなことを考えていた気はするが、「当て感」みたいなもので矮小化したり、これをすればできるのようなメソッドにするのではなく、自分の中での形を作る必要があるように思った。あとは、当たり前ながらあくまでも相手は人間であるということを忘れないこと。そこさえ間違えなければ、変な外し方はしない気がした。まだよくわからないけど。

その後、流れでKT氏、OSK氏の大学時代の友人の飲み会にもお邪魔させていただくことに。こちらは正直遠慮する方が良かったと少し反省。楽しくなかったとかではなく、むしろ知らんことがわかってありがたかったけど、そういう次元ではない場所だったはずのところに、部外者が行くのは違うよな、酒の勢いも考えものだなと30を超えてもまだわかっていないことがあることに気づく。「場」というのは、何かしらの目的が設定されている場合と、されていない場合があるが、重要なのはその場の全員がその場の目的を共通のものにしているかどうか、目的があるなら「目的の内容」、目的がないなら「ないということ」だと思うが、それを乱した気がした。世の中にはまだいろんな会ったことのない頭のいい人、自分が考えたこともないことを考えている人がいるというのを分かったのはすごく良かったけれど、それは本当は自分が対価を払って得るべき場だったわけで、ましてそれは申し訳で相手のバッグに滑り込ませた1000円ではとても足りないものなのである。

帰路にて、今後ここにいるような「言葉」を巧みに扱える人以外をイメージして動かなければならないようなことをぼんやりと思う。幸いにも恵まれて、4大卒の「エリート」として扱われるような人間は、自分も含めてわかったような顔をして「言葉」で何かを制圧する、完結させるようなところがある。そのおもしろさはわかっているつもりであるが、それだけがおもしろいものなどでは到底なく、ましてそれは別に偉い・尊いものではないということを自分がわかっているのか。しゃべりすぎると時折そういうことを無性に考えてしまう。言葉にうまくできない人の気持ちをわかることは無理かもしれないが、そういう人がいて、そういう人とも生きていくということだけ覚えていることくらいしかできないかもしれないけど。

1つだけ、自分の知り合いではPairsが結構いい仕事をしているようだということがわかった。2例目ではあるが、ああいうものを使って良い人間関係を構築できるみなさまとそのサービス提供者への敬意をないがしろにしたくないという気持ちに。そして、周囲にいい縁が生まれているならば、できるだけいい形で動き続けていてほしいと、そういう話を身近で聞くといつも思う。

 

zine.xに行ってzineをいくつか購入。zineを人に勝手に渡したと思えば、翌日にはたくさんのzineを買っている。何をしたいのか自分でもよくわからないまま、身体が動いている。小野寺伝助「クソみたいな世界を生き抜くためのパンク的読書」「クソみたいな世界で抗うためのパンク的読書」、Summersail「HOME GROUND CINEMA」「BACK GROUND CINEMA GUIDE BOOK」「ON-GROUND CINEMA」、chai「A to Z about ART」、辻本達也「neoコーキョー 02」、小瀬古智之「半架空の知覚法」、すなば「マッチングシンドローム」、Yum Store「Welcome to India」を購入。どれも読むのは少し先になりそうだけど、おもしろそうで満足。

 

マジで見かけただけだし、マジになる必要はまったくないものの、カレールーのパッケージのブックカバーみたいなもんをおもろいと思ってる奴らを一回一掃したいと思ってるのおれだけ?となったり。

 

これも見かけただけだけど、軍艦仁のツイート見て、ツッコミ不在のきわどめのボケって文章では大変そうだなあと思った。いや、ほんとに思ってんならボケおもんないで終わるだけだからそれはそれでいいけど。

こういう見かけただけのことはツイートに書かずに日記に書くことを忘れないようにしようと思い直した。

 

病院。採血あり。特に体調に変化なし。いつも通り抗不安薬睡眠薬をもらう。睡眠薬は効きすぎている感じがあって、使用頻度を抑えることにする。

 

会社の人から「限界なので」ということで食事に誘われる。もともと誘われていた人も混ぜて合計4人で焼肉。各々決まっていること/決まっていないこと、言えること/言えないことの微妙なせめぎあいも感じつつ、上司や仕事への愚痴、あれはないだろなどなど積もる話や下らん話もあって、総じていい会だったのではないか。しかし、このタイミングで社内コミュニケーションを円滑化させてしまう自分わけわからんし、よくないなと思ったり思わなかったり。1人の人には、以前の飲み会以降に「辞めるときは事前に言ってくれ」と言われて、「わかりました」と言っていたので、考えてることを話す。申し訳ないし、本当は言わない方がいいよなと心の中でわかっているが、約束してしまったので、言わないのは自分が許さないので、洗いざらい話した。代わりなのか何なのかわからないけど、1つ秘密を教えてくれた。この人すごいってまた尊敬した。

 

tata bookshopに初めて行く。以前大阪のcolombo cornershopに行った際に、店主の方が「この人がやることはおもろいから注目しとけ」と言われたのを覚えていて、その方が宣伝していた「Silvergelatin EXHIBITION」を見るために行った。tata bookshopでは、古本で「増田正デザイン研究所作品集」、「80年代美術100のかたち」を購入。展示はマルジェラのインビテーションカードがあって、ちょっとほしかったけど、値段的には今は手が出ずあきらめる。

 

創業動機がやはりどうもしっくり来ておらず、YSD氏に見てもらうと、辛辣なご意見。しかしまあ、関係性もあって、的を射ているというか、ごもっともなことをそのまま言われた感じ。本当にやりたいことはなんやねんという話で、そこに立ち返って全面的に書き直しアジ文と化したものを見て、これが俺かと気づく。ここまで言わんと俺じゃないよなあという気持ちと、マジで生まれた時代によってはゲバ棒振り回してたろうなと一瞬で想像可能だった。

 

先週ISKW氏にいただいた作品がいいなと思い飾っていたが、ポスターにできないのかなどという面倒を言い出す。言い出してから、もう少し言い方とか考え方とかあったよなと反省。そんなことより覚書案作成しろよと自分に喝を入れ、武蔵境の上島珈琲店で作業。

 

数年に1度しか動かない大学自体のゼミのLINEグループに「子供ができた」というメッセージが流れてめちゃくちゃテンションが上がって祝福。こういうものには素直に喜んで、祝福していくことくらいしか、今からそんなこととは真逆のことをやろうとしている人間にできることはなく、実際にとってもめでたい話で、同い年でそんな次元に進んでいる人もいて、みんなひたすらに偉いと思う。かたや自分はとか言い出すとキリがないので考えないようにしているが、あの頃もう少し大人だったらあのまま結婚していたのだろうかというような、あったかもしれない未来のことを一瞬考えて、忘れた。

 

仕事がバカ忙しくなり、提出資料の修正と完全に丸被りして土日しかタスクができなくなる。おまけにラジ父イベントのチケット当選を無駄にして気分最悪。

とはいえ、この状態はよくない。このまま自分が死んだらマジで意味ないので、そこは完全に振り切ってやることに切り替える。武蔵境の上島珈琲店にならおれはいくらお金を落としてもいい気持ちになりながら基本的には土日はそこで作業。

 

中途半端にしていたJersey Club関連の書き起こしをアップロード。別に誰かに具体的に反応されるなどはなかったが、普段よりは見られたような感じもあり、人を呼びつけてまで収録した甲斐はあったようななかったような。何より音楽聞きながら音楽の話するの楽しすぎるので、もっとやりたい。

自分が思っていることは、それなら別に名前が人でも作れると思うんで、そっちに仕事振って新しいものを作ろうという気概がある業界人は実はいないのではということで、そういうものに対する不満と、かといってインターネットから売れてきたスターを我先にと食い物にするのもキモい風潮だなと思っており、どの時点から唾つけるかみたいなことではあるものの、もうちょいその気があるなら、現場来てプレイを見るとか、インターネットちまちまチェックするとかしろやという気持ちがあの記事には出ている気がする。

 

りんご音楽祭の謎文ごときが「すてーとめんと」だというならそんなもん出すな。しょーもないんじゃ、カス。とまで書いて下書きに入れた。

それ関係で言えば、Batsu氏とかのツイート見て思うのは、おれはいいDJの話もクソみたいな性加害DJの話も同じくらいすればとしか思わず、みんな同じくらい前者もしたいのに後者が邪魔してんのと違います?という気持ちであり、現場レベルでどうなってるかはしらんけど、知ってる人は知ってる、知らない人は知らないでなんとなく流れていっていて、それが良いのかどうなのかは法律的な問題もあるからマジで答えがわからんのであまり触れないようにしているが、イベント主催とかが何も言わずに起用してるのは普通に気持ちが悪い。

更に言えば、過去のロスディケ録音転がってたので聞いて思い出したけど、貴様が犯罪の疑いのある行為をしたことにより、こっちはSugar's Campaignの新曲を聞く可能性消されてるんやぞ、それも含めて何してんねんってのは改めて思いました。

 

東京都美術館で「うえののそこから「はじまり、はじまり」荒木珠奈 展」を鑑賞。おもしろかった。思わず図録を購入。エッチングの作品にはかわいさと不穏さがあり、どれを見てもおもしろい。「ガイコツの更新」なんかとってもかわいい。作者がメキシコシティの貧困地域で見た、電柱から線を引いて電気を盗んでくる風景をもとに作られた「詩的な混沌」は、生きるための知恵みたいなものと、どういうわけかそれが行ったことはないけれどきっとものすごく美しく見えるのだろうということが伝わってくるもので、「リアル」と言ってしまえばそれまでなのかもしれないけれど、でもそれでしか作れない作品のようにも思えた。

「うち」という参加型の作品もおもしろかった。100の小さな家に鍵がかかっていて、自由に開けて中を見ることができる。開けたいえを見ているときに「何を感じますか」と聞かれて、言葉にするのが難しかったけど、たまにこんなやりとりもいいなと思った。対照的に「見えない」という作品の「見えなさ」のインパクト。当たり前だけど、見えない場所が見えない。そしてそれがやたらと怖く感じる。あれが実際に覆っていたものはなんだったのか、今もそれらは自分たちの世界を覆っているのか、そんなことを考える。サーカスモチーフの作品がめちゃくちゃかわいかった。特に「玉けり」がお気に入りです。図録の下巻は12月下旬に届くらしく、早くも楽しみ。

 

その後、銀座の伊東屋でてらおかなつみ氏の個展を見る。売れっ子なので作品はすでに全て売れていたけど、かわいい犬のイラストは何度見てもいい。同じような絵を描いている人も最近は見かけるけど、てらおかさんのほどよい現実感とデフォルメ感が好き。しゃべらせたりしないところも、やりたいことが固まっている感じがして、静かな信念のようなものを思わせる。

 

さらに移動して中目黒のdessinにて坂内拓氏の展覧会「焦点」を見る。こちらもすばらしい。ポスターを買おうか迷ってやめてしまい、後から後悔。どれもいい作品で、見るたびに感じることが変わる作家さんだなと思う。遠くの景色だったり、めちゃくちゃ近くのものだったり、どちらにもいいところがあって、切り取っている瞬間のようなものに、ちょっとした哀しさというか、言葉にしにくい部分が必ず含まれているように思うのもなんかいい。dessinには初めて行ったけど、めっちゃ欲しい古本を見つけて逡巡。今日はあきらめようと決断。時期が来たら絶対に来るので、それまで頼むから待っていてくれと心の中で語りかけるような気持ちで、「アジアンタイポグラフィ&ロゴ NEXT
マルチリンガルなデザインアイデア」のみを購入し、店を後にする。

 

dessinからの帰り道、中目黒駅のホームでTwitterを見ていると、Lost Decadeの文字。緊急で茶箱で40名限定。フォームにアクセスするとまだ空いている。思い切って申し込むかという気持ちと、このあと定例MTGあるぞという気持ちが交錯し、後者が勝って間違いを犯さずに済んだ。幸いにして配信があり、okadada氏のどうしちゃいそうな繋ぎで完全にデカい声を1人で出してしまった。死ぬ前にもう一回現場でロスディケ見たい。そんなものは本当はないのかもしれないけれど、ロスディケにしかないもんがあるのですよね。僕にとっては。

その後の定例MTGはつつがなく終了。これで良かったのだと改めて思う。

 

前にもあったと思うが、改めて発注者として金を決まった日に払う緊張感というのはやはりある。随分前に予約していたものの、本当に振り込まれていたかを確認してしまった。1度やってしまえば慣れてくるし、作業にさえなるかもしれないが、とはいえこれは何に金を払っているのか、金を払うときに何を思って払うつもりで依頼するのかというようなことは都度考える必要もあるようにも思う。

 

KSMN氏に誘ってもらい、東京郊外にある、デザインを持ち込むと自分でシルクスクリーン制作ができる店に行く。ついでにいろいろな服のボディやら制作対象にできる品物などを確認。バッグの適切なサイズに気付いたことが最大の収穫。Tシャツを刷りまくるKSMN氏を見ながら、自分にはできんなあというのと、前日に持ってきたデザインの秀逸さに感心する。トートバッグとTシャツはその場で買わせてもらって帰路へ。何がどうやってできているのかをわからぬまま手に入る恩恵を受けまくる中で、たまには工程とか作業とかそういうもんがリアルに分かる、目の前で繰り広げられる空間に身を置くこともいいなと思った。自分には不器用すぎてできないけど。

 

KSMN氏と別れたあとで忘日舎の古本セールへ。店内なかなかのものも、値下げしていてこちらとしてはかなりありがたい。古い「STUDIO VOICE」、朝日新聞社「戦後文化の軌跡 1945-1995」、デイヴィッド・マイケリス「スヌーピーの父 チャールズ・シュルツ伝」を購入。

翌日の打ち合わせに向けて最後ちょっとした仕上げをしつつ、バーストしない範囲でExcelいじって終了。

 

10月に入ってからにはなるが、tofubeatsのメジャー10周年で、私の好きなtofubeats楽曲プレイリスト企画を

major10th — tofubeats

でやっていたので、tofubeatsおよびその周辺に何かを狂わされた一人のリスナーとして一応書いとこと思って、勝手に記載。サブスクないの多いので、マジでメモでしかないけど、後で見たらそういう気分やったんかという気持ちになるのでこういうのは重要だったりする。

順不同。なお、別名義作品は全て最大限の愛とリスペクトがありますが、別名義なので全部対象外。ユニット、客演、作詞・作曲、tofubeats楽曲のRemixは対象としています。

tofubeats - in my room (TOFVBXVT$ chopped and screwed)

オノマトペ大臣とトーフビーツ - We Just Wanna Know

・dj newtown - intro feat.tofubeats

tofubeats - m3nt1on2u feat.オノマトペ大臣

tofubeats - Lost Decade feat.南波志帆

tofubeats - 2005 #tokyo0505 mix

tofubeats - Notice Me feat.MACO

tofubeats - DANCE & DANCE

tofubeats - OISHIN-BOOGIE(t*fu is goin crazy) #vaporboogie

tofubeats - 20140803

tofubeats - ひとり

tofubeats - #eyezonu

tofubeats - drum machine

tofubeats - notitle (LMK)

tofubeats - STAKEHOLDER -for DJ-

tofubeats - (I WANNA) HOLD

tofubeats - SHOPPINGMALL

tofubeats - CHANT #2 - FOR FANTASY CLUB

tofubeats - WHAT YOU GOT

tofubeats - ふめつのこころ SLOWDOWN

tofubeats - SMILE

tofubeats - 自由

tofubeats & dodo - nirvana

tofubeats - YUUKI (TB FUNK MIX)

・dancinthruthenights - ダンシンスルーザナイト

・dancinthruthenights - Local Distance

パジャマパーティーズ - mp3 (tofubeats discojam)

・TOMORROW'S EDITION - PART TIME LOVE(tofubeats EDIT)

9nine - 夏 wanna say love U (tofubeats remix)

・FPM - Hey Ladies (tofubeats 正体不明remix)

・SKY-HI - 愛ブルーム (tofubeats ¥enternet-experience remix)

Ayuse Kozue - Cry Baby ( tofubeats Remix)

中川亜紀子 - 夢の都TOKYO LIFE (tofubeats edit)

・TENDRE - RIDE - tofubeats remix -

・tengal6 - プチャヘンザ!

lyrical school - FRESH!!!

オノマトペ大臣 - CITY SONG

tofubeats - window ( dust.c REMIX)

 

勝手に選んで思うけど、多すぎる。これでもかなり絞った方。もうちょい厳選したかったけど、厳選もくそも全部かっこいいので挙げだしたらキリないんでどんまい。もっといい曲を聴き続けたい。これからも。